CoMMU column#005 庄司拓哉「Macとマック」 |
某コンピュータメーカー(ここでWin機の話題を持ち出すわけがないのでどこだか自ずと知れようが一応匿名で)のコールセンターの派遣社員(副業)をしていて思うのが日米のコンシューマのAppleに対するスタンスの差である。実際のところの米のコンシューマがどんなだかを知っているわけではない。ではなく、Appleがコンシューマに用意しているサービス内容を見れば自ずと推測できるということである。例えば一番顕著な例としてCIP(在宅自己修理サービス)を挙げると、米の場合はそれで一台Macintoshコンピュータが組み上げてしまえるレベルで何から何まで部品提供をしている(実際、彼の国と同様のサービスをしていると信じ切っている来日中の米国人からモデル番号と部品番号を立て板に水で言われた電話を受けて面食らった事がある)。アメリカは自助努力精神の徹底した国であるのだなぁ、と思った次第である。 つまり、推測の域は出ないものの、彼の地のユーザー逹は、自分は何が、何の為に欲しいのか、またその入手法は?と自己目的が明瞭なのだろう、明瞭であるからAppleの方も極秘事項でもない限(・・・以下、一部文字化け・・・) 非常に閉鎖的、秘密主義だとApple Japanには感じる。そう感じているユーザー諸氏も少なくないと思う。これは事実である。 企業の体質の問題と言えば間違いなくそうであるが、私は企業体質の問題としてよりは、その体質を導き出しているユーザーのスタンスの甘さというか不明確さ、こちらに問題があるような気がして仕方なかった。 と、相前後してMac Power誌の岩淵氏のコラムを目にし、吾が意を得たりと共感した次第である。 (2003/8/23) |