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しめて5800円、ヤフオクの明快さと正当さ

2003年09月15日 | 日々嘉綴 随筆 | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

9月15日。ひさしぶりにYahoo!オークションに出品。渡辺満里奈の未開封LPと某パチンコ関連企業のオリジナルジッポ。1回目はスタート価格が高かったのか流れてしまったが、2回目で無事買い手が決まった。しめて5800円。

ヤフオクを利用していて感じるのは、そこでやりとりされるのがお金や物ではなく価値そのものであるということ。価値を提示しそれに同意するという当たり前がはっきりと目に見えるのはおもしろい。以前、竹中平蔵と佐藤雅彦の対談本で「経済とは共同体のひとつのあり方」といったようなことが書いてあったが、それもあまり仕組みが複雑になるとそれが一人歩きしているような気分がしてどうも心許ない。ユニクロでTシャツが数百円だったり、プラダのビニール製のバックがウン万円だったりすることを考えると、ヤフオクはめずらしく明快で正当だ。

4902817020奇想ヤフオク学―エーブックはどうやって古本を3億円売ったのか?
橋本 憲範

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