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「縦切りと、横切りの美術史」当日

2006年01月29日 | 日々嘉綴 随筆 | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

1月28日。13:00、起床。倉智久美子『縦切りと、横切りの美術史』のため神戸へ。電車の中で事前に預かっていたポートフォリオに目を通す。彼女が彼女のこれまでの仕事について書いた文章がとてもおもしろい。今日はこれを題材に話そう。

17:45、CAP HOUSE。ちょうど版画クラブが終わったところだったので、バタバタとトークの準備を始める。思っていた以上に客が入っているようで一安心。208からは河上氏がすでに到着、しばらくしてヘル美嬢とその友人・マナミちゃんもやってくる。

18:15、少し押してトーク開始。本来なら進行もやるつもりだったのだが、いきなり倉智さんが本題を話しだしたのでそのままお任せすることにする。美術をはじめた経緯のような話しから始まって、気持ちの移り変わりなども含んだ、ひとりの「美術家」の話、とにかく「美術である」ということに真摯な姿勢が浮き上がる。「作家は作家として仕事をしているだけで十分」「日々作家として仕事をしていることが一番大切」……おなじ「作家」と名乗る自分としてもずいぶんと耳が痛い。人となりの話しが一通り終わり、話題はやはりドイツ生活について。このあたりはすでに何度か食事をしたりしながらお話をしたことだったが、いくつか驚いたこともあった。ドイツではアーティストが立場ではなく「職業」であるということ。ドイツにおけるコンセプチュアルアートの位置づけが意外にも「ご当地意識」の上にないこと。

トークが終了後、倉智さんと208のみんな、マナミちゃん、さらに208元住人の樋口よう子さんと一緒に中山手通の天竺園へ、水餃子などなどを食べる。中華を食べたいというのはマナミちゃんの要望、ご満足いただけたかしら? 帰りは宮脇さんの新車で家まで送ってもらうがてら、来週の河上さん企画会議に向けて事前の打ち合わせ。

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