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狭間恵三子「あなたの知らない妻がいる」

2006年10月11日 | 本・雑誌 | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

サントリー次世代研究所から同研究員・狭間恵三子さん名義の新刊「あなたの知らない妻がいる」を献本いただきました。ありがとうございます。

で、さっそく時間見つけてパラパラと読んでるんですが、こ、これ、めちゃくちゃおもしろい……。

サントリー次世代研究所は前サントリー不易流行研究所の頃から統計調査を行わず、かわりにインタビューを軸としたユニークな社会研究を行っている研究所で、今回は主に団塊の世代の夫婦に対していわゆる「夫婦の意識格差」についてかなりつっこんだ調査を行っています。

で、もうこれがもう、ほとんど「おもいっきりテレビ」なみに生々しいw。自分がその世代だったらかなり深刻に受け止めるんでしょうが、もう完全にワイドショー的に悶絶しながら読めてしまいます。

妻が単なる同居人になったきっかけは、自分が他の女性を好きになったことが原因のひとつだと澤田さんは自覚しています。そのとき妻はひとことも口には出さなかったのですが、きっと何かを感じ取っていただろうこともわかっています。夫婦のどちらかに、他に好きな人が出来るのは寂しいことだが、だから夫婦が別れましょうということにはならない。やはり、これまで一緒にやってきた記憶をご破算にして、簡単にさよならは言えない。
転載元:「あなたの知らない妻がいる」
妻のことでもうひとつひっかかっていることがあります。実は彼女は身体が弱く、結婚前から医者に、子どもが産めるかどうかはわからないと言われていたそうです。しかしそんなことは室井さんには、ひとことも言わずに結婚しました。結婚後、妻が通院しているのを知り、初めて分かったのです。
「何でそれをきちんと言ってくれなかったんだ」
「それを言ったら結婚がだめになるかと思って。隠していたのは申し訳ないけれど、だんだん良くなっているの」
幸いなことに子どもは授かりました。さすがに母体を考えると二人目は諦めざるを得ませんでしたが、室井さんはひとりだけでもありがたかった、と言います。しかし、今でも夫婦げんかをすると、ついそのことが口をついて出てしまいます。
「おまえは俺をだました。重大な過失を犯したのだ」

たぶん内容のわりに柔らかい文体のせいなのかなという気もしますが、もう無駄にドキドキしながら読めてしまいます。途中では「妻の大ホンネ大会」というトークもあって、まだ最後まで読んでませんがすでにかなりお腹いっぱいな気配ですw


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狭間恵三子「あなたの知らない妻がいる 」

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