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森ノ宮プラネットステーションの一件で垣間みた指定管理者制度でおこりうる歪み
2007年03月14日 | 社会・事件 | | |
大阪府立青少年会館に隣接する森ノ宮プラネットステーション(通称、プラネ)。ここでは貸しホールなどのいわゆる公共施設として事業のほかに、ボランティアなどのイベントスタッフが中心となって企画するイベントやワークショップなどの自主事業が行われています。実は昨年やらせてもらった僕のワークショップもこの枠での企画で呼んでいただきました。
で、このプラネットステーションで、指定管理者にまつわるちょっとしたゴタゴタが起こっているようです。
今月3月に突然指定管理者より、プラネット・ステーションのプロデューサールームを2階の書庫へ移動するように通達がありました。プロデューサールームはイベントスタッフが集まってイベントを企画、運営し、その他にも様々なことをしている場所です。プラネット事業はプラネット・ステーションの設立とともにあって、切り離せないものです。そのプラネット事業の活動拠点であるプロデューサールームが2階へ移動した場合、イベント運営するために最低限必要な環境(FAX、コピー、水場など)が整っていないことと、ミーティングをするのに十分なスペースもなく、非常にクローズな場所での活動になってしまいます。
イベントスタッフ Oさんのメールより
青少年会館は平成18年度から指定管理者制度が導入されたようですが、少なくともプラネットステーションに関してはここ1年でいろいろと運営上の問題が起こっていたようです。僕も詳細まではわかりませんが、ようは指定管理者がそれまでの流れを断ち切ってしまうようなことをバンバンやってしまって既存の運営体制との間で摩擦が起こってる、ということだと思います。そこにきて今回のプロデューサールームの一件ですからね。客観的に見れば、指定管理者による「握りつぶし」だと思われてもしかたないんじゃないかなw
まぁ外部者がいろいろ言うのもなんですし、たぶん管理者サイドにもそれなりの意図はあるんだと思います。ただね、いちおうワークショップさせてもらったりして現場を知ってる者として一言いわせてもらうと、そこで長い間かけて積み重ねてきたシステムとか人間関係とか雰囲気とかって言うのはそれがどんなに事業としてショボく見えてたとしても尊重してあげてほしいと。なんていったって「青少年」ですから、そりゃ不器用なところもあれば遠回りもするでしょう。でも、そういうことがこの建物では
ひとつの軸として行われてて、目に見えないカタチでちゃんと蓄積してる。そういうことをちゃんと指定管理者には理解する度量がほしいなと、まぁそんな感じです。
ところで、青少年会館の指定管理をどこがやってるかウェブに載ってなかったのでちょっと調べてみました。
大阪府生活文化部子ども青少年課は、大阪市内の代表的稽古場施設として多数のカンパニーが日常的に使用している大阪府立青少年会館の指定管理者審査結果を1月18日発表。申請した2団体から、株式会社セラ・ルージュ(船井アドヴェンチャー株式会社、アーバンベネフィット株式会社との共同提案)が最優先交渉権者に決定した。
転載元:fringe
で、このセラ・ルージュって会社、イカ焼き屋だそうです。いや、べつにイカ焼きが問題だというわけではないんですが……なんでやねんw
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