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コンピュータ作曲家・三輪眞弘氏が「Prix Ars Electronica」でグランプリ受賞

2007年05月24日 | 日々嘉綴 芸術 | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

ずいぶん前ですが、一度お仕事でお世話になったコンピュータ作曲家の三輪眞弘さんが、メディアアートの世界で最も歴史があるフェスティバル「Ars Electronica」のコンペティション「Prix Ars Electronica」のDigital Music部門でグランプリを受賞されたそうです。三輪さん、おめでとうございます!

2003年に阿佐ヶ谷の旧太陽薬局で行われた第二回方法芸術祭から苦節4年、当時新入方法主義者として発表した作品「またりさま」と同人機関誌「方法」に掲載したそのコンセプトである「逆シミュレーション音楽の定義」は夢見がちで意味不明な主張として音楽/作曲の世界からひたすら無視され続けてきましたが、その後、このコンセプトによって生まれた多くの作品が質と量共に充実し、ようやく目に見える形で説得力を持ち得てきたのだと思っています。(感涙)

転載元:三輪眞弘さんからのメール

実は三輪さんの作品は2000年のモノローグオペラ「新しい時代」とあとはCDでぐらいしか聞いたことがなかったりするんですが、独特の生っぽさというか、いわゆる「コンピューター音楽」と呼ばれる音楽とはずいぶんイメージの異なる不思議な手触りが印象的。ちょっと違うんですけど、僕も7月に行われる大阪市のイベントで「記憶とアルゴリズム」っていうテーマにちょこっと触ることになっているので、これを機会に三輪さんのお仕事をおさらいしておきたいと思います。というか、久しぶりにコンサート行きたいなぁw

9月にはリンツで授賞式があるそうです。

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