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『パブリックアート・マガジン Vol.0』いただきました
2007年07月24日 | 日々嘉綴 芸術 | | |
C.A.P.メンバーのOさんから、4月に発行された日本初のパブリックアート専門誌(!?)『パブリックアート・マガジン(Public Art Magazine)』の創刊準備号(Vol.0)をいただきました。ありがとうございました。
発行はアートと社会の関わりという観点からパブリックアートをの調査研究しているという団体・アート&ソサイエティ。海外の事例紹介や、日本と英国との比較、アーティストインタビュー、海外のパブリックアートの実践者からの寄稿、さらに米『Public Art Review』誌からの翻訳記事などなど、なかなか濃い目の内容になっています。
目 次
□創刊にあたって
□ニュース 〜 『リトルボーイ』展より
□REVIEW 01 〜 海外のパブリックアートプロジェクト
セイエッド・アラビ「空飛ぶ絨毯」、キム・スージャ「無名の条件」ほか
□REPORT 01
エリザベス・ノーマン「パブリックアート - 日本と英国の場合」
□INTERVIEW 森弘治(アーティスト)
□REPORT 02 〜 9-11 同時多発テロメモリアル
□特集
むろうアートアルカディア計画
アメリカのパブリックアートの傾向 - シアトルの事例
アーティストの役割 - ブラジル ストリートチルドレンとのコミュニティアート
□REVIEW 02 〜 国内のパブリックアートプロジェクト
当たり前のことですけれど、こういう雑誌ができてくる背景として「日本にもパブリックアートを」といった話があるんだと思います。ただ日本にも「パブリックアート」と呼ばれるもの、つまり公園や広場などの公共スペースに行政主導で作られたへんてこな巨大オブジェとかはあるわけで、ここでいう「パブリックアート」はそれとは違う。じゃ、なんでわざわざ違うものをいまさら広めなきゃいけないかって言うと、「そこにはパブリックがない」っていうような話になる。そこでどうするかってなった時、まずはパブリックがあるパブリックアートの事例としてまずは本場を見てみよう、それで日本でのありようを考えていきましょう……というような、まぁざっくり言えばそんな感じだと思います。
でもなぁ、ぶっちゃけかなり遠いよなぁww
そもそも問題は「パブリックってなんだ?」って話ですよね。この国にそんなものはあんのかと。それを無視してパブリックなパブリックアートの話なんてもう遠すぎて、個人的にはぜんぜん現実感が持てない。ここ最近、パブリックアートとかアートカウンシルとかなんかそういう会合に何度か顔を出してその度にヨーロッパのいい感じの事例を聞く機会があったんですが、もうぜんぜん前提が違うような気がしてどんどん卑屈になっていくという……って、仮にも作る側がこんなこと言ってたらダメなのかもしんないですがw。
あぁ、この国のことはこの国の価値観で打破したい……ん、金? やっぱ金なのか?w
ま、それはともかく興味のある方はぜひどうぞ。申し込みはアート&ソサイアティのウェブサイトからできるようになっています。定価は500円です。
パブリックアート・マガジン(Public Art Magazine)
発行元:アート&ソサイエティ
編集:工藤安代、清水裕子、藤沢真理
定価:500円
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