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BRUTUS「すいすい理解る現代アート。」特集
2008年02月11日 | 日々嘉綴 芸術 | | |
via おかけんたブログ。「BRUTUS(ブルータス)」2月15日号(2月1日発売)「すいすい理解(わか)る現代アート。」を買ってみました。
特集の構成は大きくわけて3部。ひとつめは現代美術の素朴な質問にQ&Aで答えて行くというもの。といっても、例えばデュシャンの「泉」に対して「なぜ便器がアートなんですか?」といった感じの質問の立て方で、興味を持つためのとっかかりを提示している感じ。2つめは現在森美術館で開催されてる企画展「アートは心のためにある:UBSアートコレクションより」に焦点をあわせた特集。3つめはこの20年間の現代アートを展覧会で振り返る年表……
さすがBRUTUSクオリティ、最大公約数的によくまとまとまってます。
雑誌としてのBRUTUSは個人的には正直それほど好きじゃないんですが、やっぱりこういう“すくい方”を見せられるとさすがだなぁという気がしましす。つまり編集ってことですけど、このあたりの感覚は美術の人にとっても学ぶべき点が多いかと思います。いや、もちろん皮肉とかじゃなくてね。年表なんて俯瞰資料としてはホントよくできてると。ちなみに特集全体のコーディネーションはYumiko Sakuma、Yasuko Kato、Kaoru Yanase、Megumi Yamashita、Yumiko Urae、Chiyo Sagae、Aya Kato。
ただ、もちろんここに載ってるアートだけが全てではないということも読む人には知っておいてほしいとは思います。だいたい「アートはどこで買えますか」って質問に対して「オークション」とか「アートフェア」って答えはどう考えてもハードル高すぎでしょ。いやいや、アートなんて普通にお店(=画廊)で売ってますから……とか書くと、それはそれでって話ですがw。
ちょっと取り上げるのが遅かったのでまだ本屋さんにあるかどうかわかりませんが、興味のある人はぜひどうぞ。
BRUTUS (ブルータス) 2008年 2/15号 [雑誌]
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