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「ちりとてちん」終了雑感、でもってスピンオフ決定!
2008年04月01日 | 関西/大阪アートシーン | | |
ということで、NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」が終了しました。いやぁ、本当におもしろかった! 関東ではなかなか視聴率がふるわなかったそうですが、ドラマとしてのクオリティはもう完全にトップレベルだったわけで、きっとこれからじっくりと時間をかけて確実に伝説化していく作品なんだと思います。いや、マジで見てない人はDVD買ってでも見た方がいいよ。
「ちりとてちん」の何がそんなに面白かったかという点についてはもう本当に語り尽くせないほどあるんですが、個人的にはこの半年間「ちりとてちん」のおかげで久しぶりに“テレビを見る”ということをやってたということも大きな意味がありました。“テレビを見る”というのはつまり毎日同じ時間に同じ番組を見るということで、これは普段からテレビドラマを見てる人たちにとっては当たり前のことなんだと思いますが、DVDやネットでまとめて見るっていうのとはまるで時間の流れ方が違うんですね。「ちりとてちん」は全151話ですから合計で38時間、つまりブッ通しなら2日あれば見れてしまう。それを毎日15分ずつ半年かけて見ると、感覚的には“半年見続けた”というふうになる。で、そんなふうに半年間を過ごしてきた人たちの間では、間接的な共有感覚がうまれていくわけです。
これに関してはたぶんテレビアニメなどでも同じで、当然そこにはネットでの動きも絡んでいきます。ただし「ちりとてちん」の場合、週6回の放送ということで、mixiや掲示板よりはもう少しリアルタイムに進行していくツールが使用されたような印象がありました。例えば毎朝8間15分からの15分間、Twitterのタイムラインはかなりおもしろいことになってました。それは基本的に流れていくというTwitterの性質上、ネタバレなどあまり気にする必要もなかったという点もあったかもしれません。
あと、まぁこれは僕が書く必要もないことなんだと思いますが、藤本有紀という脚本家さんはこれからのテレビドラマ界においてきっと最重要人物になる人なんだと思います。もうこれは直感ですね。伏線の引き方と集約のさせ方が美しすぎ。ご本人はインタビューも受けず顔も表に出さない主義らしくいまだいろいろと謎だらけですが、時間がある時に「ギャルサー」でも見てみようかなと思います。
ま、とにもかくにも制作に関わられた皆さん、ほんとうにお疲れさまでした。またいい番組をとどけてください。楽しみにしています。
と、書いたとたんこんなニュースが!!!
朝ドラ初“続編”「ちりとてちん外伝」
29日に放送終了したNHK連続テレビ小説「ちりとてちん」の全回平均視聴率が、関東地区で15・9%だったことが31日、ビデオリサーチの調べで分かった。記録が残る1964年以降、同枠の史上最低となった。関西地区では同17・0%を記録し、3年ぶりに17%台に持ち直した。
大阪放送局では続編希望の熱烈な要望を受け、朝ドラ初のスピンオフドラマの制作を決定。「徒然亭」の兄弟子たちを主人公に「ちりとてちん外伝」(仮題、43分間)を近畿ブロック限定で7月に単発放送する。
転載元:デイリースポーツonline/朝ドラ初“続編”「ちりとてちん外伝」/芸能・社会
おぉぉぉ、なんだこのそれこそアニメっぽい展開www
ちりとてちん 完全版 DVD-BOX I 苦あれば落語あり(4枚組)
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