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Flickrの動画対応はremoscope向け?

2008年04月16日 | 関西/大阪アートシーン | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

いまさらですが今月9日、写真共有サービスの「Flickr」に動画共有機能が追加されました。

米Yahoo!は9日(現地時間)、写真共有サービス「Flickr」に動画共有機能を実装した。現在は年額24.95ドルの「Pro」会員のみ利用できる。

転載元:写真共有サービス「Flickr」が動画共有機能を実装

言うまでもなく今のデジカメやカメラ付きケータイは写真だけじゃなく動画もそれなりに解像度でとれちゃったりするわけで、1ヶ月2GBという事実上“撮ったものは全部アップ”なFlickrが動画に対応することはもはや必然であり必須だったと思います。ただFlickrはあくまでも「写真」のコミュニティとして成長してきた経緯があるわけで、そのあたりの線引きをどうするかが最大の注目点だったんですが……

アップロードできる動画の時間に関しては、Flickrはあくまで写真の共有サービスであり、アップロードできる動画も「長尺の静止画(long photos)」との考えから1ファイルにつき90秒・150MBまでに制限されている。

つまり時間を90秒に限定することで「Flickrの動画はあくまでも写真」として位置づけたわけです。これは発想としてかなり面白い話。だって今後Flickrにアップされていく動画は写真だという認識になっていくわけでしょ。それってまさしくremoscopeじゃん!

“remoscope”は大阪で活動するアートグループ「記録と表現とメディアのための組織(remo)」が提唱する映像作品の形式のこと。映画の父と呼ばれるリュミエール兄弟が19世紀に開発した"cinematographe"で可能であった撮影手法を"Lumiere Rule"として、以下の6つのルールに則った映像を指します。

【Lumiere Rule/リュミエール・ルール(6つの条件)】
●無加工●無編集●最長1分●固定カメラ●無音●ズーム無し

転載元:@remo

remoscopeは写真ではなくむしろ動画側からのアプローチですが、たしかにこれは動画というよりどちらかと言えば「動く写真」なわけで、それを小難しい理屈抜きで「これ写真でしょ?」と言っちゃったFlickrはやっぱエラい!

ちなみにこのremoscopeは別名「Lumiere Video」としその手法・形式ともに少しずつ広がりつつあるそうで、もしかしてとFlickrのGroupを検索したらやっぱりありました。

Flickr: Lumiere Video
http://www.flickr.com/groups/lumierevideo/

現在27メンバー、12ビデオ。とりあえず28人目のメンバーとして名を連ねておきました。興味のある方は是非どうぞ。


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