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文庫本「こころのたねとして」が完成しましたよ!
2008年05月04日 | 関西/大阪アートシーン | | |
昨年7月に僕がプロジェクトディレクターを担当したアートプロジェクト「こころのたねとして」のドキュメントブックが完成しました。
編集は僕と原口剛@大阪市大と上田假奈代@ココルームで担当。この手のアート系ドキュメントブックにしては異例の文庫形態(カラーなしw)。著者19人、全284ページ。作った側があまり言うのもへんな話ですが、なかなかの大作になってます。
「こころのたねとして」目次
【序章】
・こころのたねは芽を出すか こたね事業実行委員会事務局
【一章】アートから社会へ
〜 アートプロジェクト「こころのたねとして」とはなにか?
・こころにたねをもつこと 上田假奈代(詩人)
・ドラマリーディングライブ「こころのたねとして」が出来るまで
岩淵拓郎(美術家/こたねプロジェクトディレクター)
・聞かれた人と、聞き取った人 佐相憲一(詩人)×佐々木義之(朝日山洋服店)
【二章】記憶・表現・伝達 〜 ドラマリーディング作品集
・少女とキオク地蔵 樋口美友喜(脚本家・俳優)
・築港 ─ 労働の記憶 原口剛(地理学者)
・青い炎 SHINGO☆西成(ラッパー)
・衣川さんのお話 Hexとmaisie(アクティヴィスト)
・記憶(つながり) 佐相憲一(詩人)
・交通 上田假奈代(詩人)
・シャープ 松井美耶子(小説家・音楽家)
【三章】知の呼びかけ 〜 表現と社会をめぐるいくつかの考察
・記憶とすべての呼吸について 瀬名秀明(作家・東北大)
・限界芸術のお話 小暮宣推(京都橘大学)
・「語ることについて」 橋本敬・冨士本大哲(北陸先端大/複雑系)
・インタビュー調査ことはじめ 妻木進吾(花園大/都市社会学)
・あしたの地図よ 森洋久(大阪市大/地理情報学)
【四章】場所の力 〜 こころのたねを育てるために
・過程としての、場所の力 原口剛(地理学者)
・「対話の力」が「場所の力」を呼び起こす
永橋為介(立命館大/コミュニティー・デザイン論)
・映像の居場所について 櫻田和也(大阪市大/失業と芸術の社会学研究)
・「場所の力」とどうつきあうか 五十嵐泰正(筑波大/都市社会学)
【終章】 上田假奈代
正直ここにくるまでもう「これでもか!」っていうくらいいろいろあって、ほんとに完成するのかかなり不安だったんですが、出来上がってみるとなかなかいい仕事が出来たなと思います。内容的にもかなり読み応えがあり、広がりも含めてアートプロジェクトのドキュメントとしてはなかなか画期的なものになっているように思います。
こまかい内容についてはまた紹介するとして、とりあえず完成を記念して1エントリー書いときます。上田さん、原口さん、執筆者の皆さん、装丁の境くん、イリオスの大石さん、本当にお疲れさまでした!
文庫本「こころのたねとして〜記憶と社会をつなぐアートプロジェクト」
発行者 :こたね制作委員会
発行所 :特定非営利法人 こえとことばとこころの部屋(ココルーム)
協 力 :大阪市立大学都市研究プラザ
定 価 :667円+税
ISBN:978-4-9904096-0-9
購入の購入・問い合わせは、06-6636-1612のココローム、もしくはcocoroom@kanayo-net.comまで。
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