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和歌山大の多田道夫先生がお亡くなりになりました

2008年06月05日 | 関西/大阪アートシーン | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

2日、2006年に和歌浦でおこなった景観アートプロジェクト「言葉のある風景~和歌の浦」に協力してくださった和歌山大学の多田道夫先生がお亡くなりになったそうです。

mr.tada & me

和歌浦の景観保全運動に取り組んできた和歌山大学名誉教授の多田道夫(ただ・みちお)さんが、今月2日未明、心不全で死去しました。81才でした。

転載元:WBS和歌山放送ニュース: 和歌浦景観保全運動の多田道夫和歌山大学名誉教授死去、81才

多田先生は長年にわたって和歌浦の景観保全運動に取り組み、「和歌の浦景観保全訴訟」の原告団副団長を務めるなど、言ってみればかなり“運動的”な活動をされてきた方でした。「言葉のある風景…」はそうした“運動的”な部分を一回取っ払って和歌浦の風景を捉え直そうという内容だったわけで、そういう意味でかなり気を使いながらご協力いただいたような感もあったわけです。しかし実際に終わってみるとかなり好意的に理解してもらっていたたようで、間接的にですが「今の和歌の浦には“言葉”がなく、とても意義深いプロジェクトだった」というようなことを言っていただきました。

多田さんは、フランス文学の専攻で、東京大学文学部を卒業後の昭和40年4月、和歌山大学の旧学芸学部講師となり、その後教育学部の助教授や教授を歴任しました。

そうそう、多田先生は専門がフランス文学だったんですよね。ですからそういう意味でも、いつかぜひ一度またゆっくりとお話をおうかがいしたい方だったんですが、残念です。

ちなみに同プロジェクトの様子は映像作家の山本知歩さんがドキュメンタリーを制作、「コネクタテレビ」でも放送されました。ここでも多田先生には和歌浦の風景について少しお話ししていただいています(6:55あたり)。

多田先生、その節はお世話になりました。ご冥福をお祈りいたします。

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