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Mac+iPhoneユーザーにとって着メロは「買う」ものから「作る」ものになりました

2008年07月20日 | アップル・Mac | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

発売日当日に川西のソフトバンクショップでiPhoneを買ったときのこと。カウンターの中で、少しヤンキーっぽい感じ女性店員が若い男性店員に向かって少し驚いたようにこんなこと言ってました。


「え、iPhoneって着メロとかないんですか!?」

きっと彼らにとってどんな着メロを自分のケータイにセットするかは彼らのアイデンティティに関わるほどの大問題なんでしょう。

それはともかくiPhoneにももちろん着メロ(着うた?)はあって、ただいわゆる既存の着メロさいとには対応していないということ。もちろんかれらはそれをパソコンで自作するわけでもなく、どこかの有料サイトからダウンロードしてくるわけですが。そんなことを思い出しながら、iPhoneの着メロの作り方について調べてみたんですが、なんのことはない、MacならGarageBandで作れるんですね。

カスタム着信音を作成するには、以下の手順を実行します。

1. GarageBand の曲で使用するエリアをカバーするサイクルリージョンをセットアップします。注意:このエリアは、40 秒以内の長さにしてください。
2. サイクルリージョンを設定したら、「共有」>「iTunes に着信音を送信」を選択します。

転載元:アップル GarageBand 4.1.1 でカスタム着信音を作成する方法

言うまでもなく着メロの自作は以前からいくつかのフリーウェアを使えば簡単に出来たわけですが、こんなふうにある種の“オフィシャル”なカタチでそれが可能になったことの意味は大きいです。つまり電話がかかってきた時に数秒にしかならないような音なんて、ユーザーが楽しみの範囲で勝手につくればいいじゃないかと。それはまるで「そんなもんでセコい商売やってユーザーの音楽の楽しみ方うばってんじゃねーよ」っていう強烈な批判のようにも思えたりします。

おりしも今夜、MacジャーナリストのNobiさんがブログでこんなことを書いてました。

iPodが、なぜ世界的にあそこまで成功したか。その理由はいくつもあると思うけれど、無視できない大きな理由の1つに、すっごくいいタイミングで「音楽って、実はすごく楽しいものなんだ」と思い出させてくれたことがあるんじゃないかと思う。

転載元:nobilog2: 音の情景を楽しむ

結局なところ、今の日本でCDが売れなくなってる現状なんかもこれと同じ話なんでしょうね。音楽が好きな人は誰だって、音楽を金儲けの手段にしか考えてない連中より、自分たちの音楽の楽しみ方を広げてくれるかもしれない連中に金を払います。そういうこともふくめてアップルという会社はよくわかってるんだと。

それはさておき、少なくともMac+iPhoneユーザーにとって着メロは買うものから作るものになりました。

iphone_chakumero2.png


Garage Band Jam Pack : Voices
B000UWRC54

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