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塩田千春「精神の呼吸」展、きもぢわるい。
2008年07月16日 | 関西/大阪アートシーン | | |
208の木坂嬢に誘われて、中之島の国立国際美術館で開催中「塩田千春 精神の呼吸」展を観にいってきました。
BREATH OF THE SPIRIT
塩田千春 精神の呼吸 CHIHARU SHIOTA
会 期 2008年7月1日[火]〜9月15日[月・祝]
休館日 月曜日(ただし、7月21日、9月15日は開館、7月22日は休館)
会 場 国立国際美術館(大阪・中之島)
会期もまだあるしできれば実際に足を運んでを見てほしいので細かい内容は書きませんが、とにかく”圧倒的“でした。もうそれは、あまりにも“圧倒的”で気持ち悪くなるくらい。まったく種類は違うけど、数年前に京都で見た書家・石川九楊の展覧会以来の“圧倒的”な気持ち悪さがありました。
あっとう - てき (アツタウ - ) 【圧倒的】
[形動]他より非常に勝っているさま。「―に強い」「―な支持を得る」
転載元:大辞泉
たぶんスケール感の問題だと思うんですが、塩田千春にせよ石川九楊にせよ、実は作品自体の規模はそれほど関係ない。むしろその先に繋がっている得体の知れない世界の気配があって、それがもう無限のように感じられて、それが気持ち悪いと……。とりわけインスタレーション「眠っている間に」は、物理的な意味でのものすごく女性的な偏執狂っぽさもこみで、そうとう気持ち悪かったです。
っていうか、こんな展覧会を夏休みにあわせてやる国立国際って一体wwww(会場設置の子ども向け無料パンフの地雷っぷりも異常)
個人的な好みとしては「After That - 皮膚からの記憶」が最高。あれ見るだけでも絶対行く価値があると思います。あと、同展に併せて行われていた「コレクション2 - 石内都/宮本隆司」展との組み合わせも相乗効果として気持ち悪さがまして非常によかったです。「藤本由紀夫 +/-」の時にも思ったんですけど、国立国際はB2の企画展にあわせてくるコレクション展がむちゃくちゃよく構成されてて、実は「モディリアーニなんて所詮“釣り”でしょ?」とか勘ぐってみたくなります。
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