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『エルマガ』休刊、さてどうする?

2008年10月16日 | 関西/大阪アートシーン | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

“Lマガ”こと「エルマガジン」が12月発売の来年2月号で休刊するそうです。

「Lmagazine」は1977年創刊。京阪神を中心に地域情報、映画・音楽・演劇情報を掲載し、「エルマガ」の愛称で親しまれた。同社によると、ここ数年の発行部数は約28万部で安定していたが、広告を集めるのが難しく、採算が取れなかったという。(共同)

転載元:関西の情報誌エルマガジン12月発売で休刊 - 社会ニュース : nikkansports.com

昨年春のリニューアルで情報誌から文科系タウン誌(?)への移行を試みたエルマガでしたが、今思えばもともとこういう”絵”だったのかもしれません。それにしても関西の文化的な動きを幅広く発信するメディアとして決して内容的に悪くはなかっただけに、個人的にはとても残念。

商業雑誌としてうんぬんという話は別として、地方都市の文化を発信するメディアとしてのエルマガがなんだかんだ言っても重要だった理由とか独自性について考えてみると

・紙メディアであること。
・総合的に情報を扱っていたこと。
・網羅的情報源であること、もしくはそうであったこと。
・編集された情報源であったこと。

てなかんじになるかなぁと思うんですが、実際これを今から立ち上げるとなるとやっぱいろんな意味でかなりボリューム感のある話になる。もちろん同じものを作る必要はないけど、情報発信っていうのはやっぱりマスがあってそれに対するオルタナティヴがあってはじめて厚みを持って機能するということを考えると、それがマスであったかどうかは別として、やはりエルマガにはエルマガとしてそこにいてほしかったというのは率直なところ。

これで誰かが関西の文化を発信する“マス”をやらなきゃいけなくなったわけですがwww

こういう話で思い出すのが『KANSAI ART BEAT』と『log osaka』のこと。KANSAI ART BEATは、バイリンガルが壁となったのか、7月にベルギーフランドルセンターが手を引いて以来、更新が停止。『log osaka』にいたって現在サーバー自体が停止状態。両方とも根本的な考え方は間違ってないんだと思うんだけど、互いにざっぱり片手落ち。「いっそのこと合体しちゃえば?」とか軽はずみには言えないけど、実際のところエルマガはそれにちかいことをやってたわけですよ。それも紙で。

ふーむ、どないしたろか……。このタイミングで1ブロガーができることはなにか、ちょっと考えてみたい昨今です。


Lmagazine (エルマガジン) 2008年 11月号 [雑誌]
B001G06NWC

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