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「まちが劇場、準備中」レポ〜デコポリ編
2008年12月17日 | 関西/大阪アートシーン | | |
21日まで新世界あたりで開催中のアートプロジェクト「まちが劇場、準備中」レポ。今回はデコポリ編。ん、っつーか『デコポリ』ってなんだ?
人はまちに対して、いろいろな働きかけをしてきた。このまちにはそれぞれの時代の、様々な手わざの痕跡が幾重にも残されている。そこには個人のふるまいや時代の価値観がにじみ出ていて興味深い。まちにもっと多くの人が関わり、まちを飾るしくみを考えてみるのはどうだろう。その実験を「デコポリ」と呼んでみた。
転載元:マップ「まちが劇場、案内図」より
ということで、デコポリを探してプロジェクト拠点の「MaMeGeKi」からスタートすると、新世界市場でさっそく目に入るのがペットボトルを組み合わせてつくられた『シャンデリー』。
次に通天閣の下をくぐってジャンジャン横町から動物園一番街に入ると、こっそりとつられている連作が『かえっこ』であまったオモチャの破片で作られた『夢の鳥』。
幼稚園の時これと良く似たのを作って「ロプロス」と命名したことがあります。
で、しばらく行ってアーケードが切れるあたりの南海一本線跡にあるのが『キャッスル』。
藤浩志『キャッスル』。こちらもメイド・バイ・『かえっこ』の破片。
もうひとつ『キャッスル』、猫塚の中にこっそり隠してあります。
さらにこれも小さいんですが、『かえっこ』に持ち込まれたハッピーセット(©Mcdonald's)を繋げてサークル状にした『ハッピー・リング』。なぜかちょっとフチコマっぽいです。
最後に、これがけっこう見応えありなハンガーを組み合わせた『Hang-art』。
こうやって並べてみてもなかなかプロジェクト全体の雰囲気が伝わりにくいと思うんですが、これらを観に行くっていうよりはむしろ、これらを探しながら町を歩いて自分なりの楽しみ方を見つけるっていうのが正解。まぁ街自体がかなり特色があるんで、いろんな意味で刺激的かと。
こういう色の濃い街で展開されるアートプロジェクトの場合、どういうカタチで「負け方」をデザインする勝手いうのはけっこうポイントだと思ってたりします。だってアートなくても十分“機能”してたりしますから。でもだからこそやる意味があるっていうか、アートそのものの可能性を広げるのかもしれないなぁと思ったりします。
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