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「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」見てきたよ
2009年07月05日 | アニメ・マンガ | | |
注:このエントリーはネタバレを含みます。
そういえば書くの忘れてましたけど、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」見てきました。
見に行ったのは27日の26:40からの回(@梅田ブルク7)で、いくら初日とはいえさすがにガラガラだろうと予想して行ったんですが、なんのなんの大入り。テレビ放送から15年、みんないつの間にか大人になっちゃったけど結局ここに戻ってきちゃったよね……みたいな空気が充満してましたw。(かく言う僕自身は、QJ経由でビデオを観始めたものの、気分的にいまいち乗り切れず、第弐拾伍話を待たずに脱落、一昨年夏のエヴァマラソンで一気見したクチです。)
で、まぁ率直な感想ですが、まず映像的にはうわさ通りの高密度で、この点だけでもレイトショー1,200円は高くないという印象でした。アニメーションって良くも悪くも快楽主義というか、基本的に「動いてないはずものが動いてる」という状態はやっぱり気持ちいいわけで、その部分をこれだけしっかり感じさせてくれるだけでもお金払って観るべき価値は十分あるなと。
それと、いわゆる「2周目」的なストーリーの受け止め方ですけど、これは完全にオリジナルのパロディーですね。昔売れたバンドが再結成した時の帰結のしかたによく似てると思うんですが、平たく言えば基本懐メロなんだけど、積極的に壊すというか塗り替える方法として2週目という手法でパロディー化したものなんだなと。それが証拠にオリジナルがそもそも持っていたオカルト感が、もうかなりどうでもいいぐらい安っぽいカタチで増幅されてます。だから一見するとインディ・Jの『クリスタルスカル〜』なんかと大差ない感じで爆笑しながら観るものなんだと思いますが、さて、これをオリジナルを体験していない世代が観た時にどう受け止められるかはすごく気になりました。もちろんそこで作り手としての責任論へ行かないためのパロディーでもあるんでしょうが、まぁ『エヴァ』という作品自体「業」の深いわけですから……
ま、なにはともあれそんなに嫌な気分にはならなかったんでおk。むしろ『Q』も積極的に観に行きたいと思います。
ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破 真希波・マリ・イラストリアス プラグスーツver. (1/10スケールPVC塗装済み完成品)
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