208 SALON 「コミカル&シニカルを観にいこうツアー」

2007年01月15日 | 関西/大阪アートシーン | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

今週から始まる日韓写真展「コミカル&シニカル」、通称「コミシニ」。208でもおなじみの写真研究者・小林美香さんがプロデューサーをつとめ、美術作家・池田朗子さんが出展されています。

ということで勝手に便乗企画を立てました。みんなでコミシニを見に行こう!

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208 SALON 勝手に便乗企画
日韓写真展「コミカル&シニカル」をみんなで見に行こうツアー


日 時: 1月21日 (日)
集 合:13:00 京阪・地下鉄谷町線「天満橋」駅 1番出口
参加費:無料(展覧会入場料300円は実費)
定 員:50名(要予約)
申込み:こちらのフォームよりお願いします。
※終了後は希望者がいれば208で軽い飲み会でもしようと思います。こちらもぜひどうぞご参加ください。

00:01 | コメント (0) | トラックバック (0) | 固定リンク

2007年01月14日

大阪大学でゲームを考えるのワークショップをします

2007年01月14日 | 岩淵拓郎の仕事 | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

昨年に引き続き大阪大学の21世紀COE科目メディア人文学特殊演習を担当します。今回は既存のボードゲームやカードゲームを検証しながら遊びにおけるルールの有り様について考え、実際に受講者がオリジナルのゲームを制作していきます。一般の方は受講できませんが、興味のある方は聴講できるかきいてみますのでご連絡ください。

大阪大学 21世紀COE科目メディア人文学特殊演習
「MAKING GAMES - アナログゲーム制作から考える遊びのルールとグラフィック」


期 間:1月15日〜2月14日(不定期/全13コマ開講)
企 画:大阪大学21世紀COEプログラム インターフェイスの人文学

人生ゲーム、モノポリー、オセロ、UNO、かるた、将棋、トランプ……。誰もが一度は遊んだことのあるカードゲームやボードゲームには、遊びを喚起させるルールやストーリー、グラフィックなど、さまざまな仕掛けが数多く盛り込まれています。それらを今一度検証しつつ、実際のゲーム制作を通して、遊びを遊びとして成立させるための要素について考えていきます。


B0002U3GJUモノポリージャパン (デザイナーズエディション)
トミーダイレクト 2003-10-11

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23:36 | コメント (0) | トラックバック (1) | 固定リンク

2007年01月13日

山下残「動物の演劇」

2007年01月13日 | 関西/大阪アートシーン | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

動物園の猿山で猿たちが鳴き声をやり取りする一連の流れが、典型的な即興演奏のセッションとそっくりという話を聞いたことがある。なるほど、それぞれの猿がいくつかの反応のパターンを持っていてその総体が結果的にひとつの方向に向かうということは理解できるし、その方向がピークを迎えて場がまるで幕が引かれたように終わっていくこともなんとなく想像がいく。だからそれが即興セッションのようだというのはよく分かる話だけれど、さてさて、ここで言うところの即興とは果たして本来的な意味での即興なのだろうか? むしろ演劇的だと言えなくはないだろうか?

ダンサーの山下残が手がける公演『動物の演劇』を見に行った。彼の名前はずいぶん前から聞いていたけれど、実際に彼の舞台を見るのは初めて……といっても、今回彼自身は出演しない。今回彼が手がけるのは構成・演出・振付。出演は岩下徹ほか、音楽に野村誠という豪華メンバー。これで2500円はお得だ。

60分の公演を貫くストーリー的なものはたぶん、ない。あるのは前述のような反応のパターンと連鎖、あと全体のおおまかな流れだけで、あとはたぶん即興のようだった。ダンサーは何かに影響されるカタチである反応を見せ、それを他のダンサーがマネをする、もしくはマネをしない、もしくは正反対のことをする……。そうしたゆるやかなやりとりの中から「振り」らしきものが生まれては消え、いつのまにか舞台は進んでいく。それはコミュニケーションと呼ぶにはあまりにあやふやで、とても見慣れたような風景なので、あまりタイトルに引きずられるのも違うかもしれないけれど、本当に動物たちを見ているような気分になった。

野村誠(ピアノ)と大田智美(アコーディオン)による演奏はそれだけですごかったけれど、彼らとダンサーたちとの関係もとてもスリリングで面白かった。野村誠はこの公演でも原作にあたるの映像作品で見せた動物たちとの関係を保ち切ったように思える。彼は動物ではなく、もちろんダンサーでもなく、まちがいなく音楽家としてそこにいて、彼らと対等に振る舞っているように見えた。対等に、ある時はコミュニケーションとしての音を発し、ある時は背景としての音を発していた。そういう意味でこの舞台は、原作で音楽家としての野村誠がやりたかったことが彼自身のスタンスとしてよりはっきりと示されたことになるかもしれない。

スタンスが示されるという意味では、今回の舞台もダンサー・山下残のダンスに対するスタンスがとてもよく示されていたように思う。他の公演を見たことがないのではっきりとは分からないけれど、特別な意味など何も示されないままただあたりまえに終わってしまったこの舞台が残したものは、山下残のダンスに対するスタンスというか眼差しのようなものでしかないと思う。それは結果論としての浮かび上がってきた「らしさ」とかではなくて、たぶん今回の彼がおこなった構成・演出・振付によって意図的に示されたもののように感じた。うーん、どうしてそんなことができてしまうんだろう。同じくものを創る立場として本当に不思議で、純粋にすごいと思う。

それはさておき文頭の話。ところでこれは実際のところどこまで即興なのか? というか、舞台の上での即興とはいったいなんだろう? 山下残は岩下徹との対談の中で、ダンサーが制約をいかに打ち砕いていくかということに興味があると話している。僕はダンスも演劇も年に数本程度しか見ないので偉そうなことは言えないけれど、結局のところ観客は振り付けされたものであるにせよそうでないにせよ、即興の部分を見ているようにも思う。だとすれば即興は形態ではなくむしろこぼれ落ちる何かで、それは大きく見て「舞台」であったり「演劇」であったりするのかもしれない。帰りの電車の中でひとりそんなことをぐるぐる考えた。

年明け早々、本当にいい舞台をみれて幸せだ。きっと再演もあるだろうから、見逃した人はぜひ見に行ってください。


4990132548即興演奏ってどうやるの―CDで聴く!音楽療法のセッション・レシピ集
野村 誠 片岡 祐介
あおぞら音楽社 2004-09-02

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03:29 | コメント (0) | トラックバック (3) | 固定リンク

2007年01月12日

素顔もワンダフルなパチパチパンチ・島木譲二

2007年01月12日 | | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

しょーばいはんじょでさーさもってこい!

昨日、今宮戎の最終日に行ってきたんですが、参道の途中に出ていた明らかに怪しい古美術商の中で「パチパチパンチ」こと島木譲二らしき人物を発見。本人かどうか確認しようとやく2メートルの至近距離まで接近して聞こえてきたのは、テレビで聞き慣れたあのダミ声によるこんな言葉でした。

Shimaki Joji in Imamiya Ebisu

「うまいは、うつくしいは、ワンダフルやわ……」

新喜劇での彼は素だったんですね。っていうか、なぜシロクマ? なんかよくわかりませんが今年はもうけられそうな気がしますw

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16:15 | コメント (0) | トラックバック (0) | 固定リンク

13、14日はお年玉持ってCAP HOUSEへ

2007年01月12日 | 関西/大阪アートシーン | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

年末にも紹介したC.A.P.の新春福袋、先日納品にいってきました。

C.A.P. Newyear Lucky Bug 2007

想像していたよりかなりたくさんの作品がそろったようで、結局50セット以上が準備できたみたいです。いちおう中身もいろいろと見てきたんですが、うん、これなら納得できる感じ……というか、予想していたより数倍お得感はあります。興味のある人はぜひお買い上げください。ちなみに値段は5,000円と100,000円ですが、ここだけの話100,000円は絶対買いですね。バラしてヤフオクに流してもそこそこ値段がつくんじゃないでしょうか……ってそういうこいとはなるべくやらないでくださいねw

少し話はずれますが、市場(しじょう)には階層があって、その階層ごとに値段の正当性があるんだと思います。ただその階層間の格差があまりにも大きいと、消費者感覚として割り切れなかったり不健全か感じが出てきて、だからグローバルマーケット的な話になる。しかし美術の世界にはそもそも階層と呼べるような多様なマーケットが存在しませんから、割り切れないとか不健全とかいう以前にほぼ隔離状態にあるように思います。

今回の企画に関しても内部的にいろんな意見がありました。例えば、作家が契約しているギャラリーとのことだったり、現状としてアートを買う人たちの気分のことだったり……。ただ結果的にこういうことをやってしまえるのは、C.A.P.といういろんな意味でスタンドアローンな集団だからできることなのかなという感じがます。

ま、あとはお客さんを待つのみです。13日、14日は、みなさんぜひお年玉を持ってCAP HOUSEにどうぞ。福袋が売れ残るほど寂しいことはありませんからねw



「CAP 初売り 福袋」

日 程:1月13日(土)16:00~、14日(日) 2日間限定
会 場:神戸 CAP HOUSE
作 家:岩淵拓郎、上村亮太、潤井一壮、加藤元、峪田彩、JOE、杉山知子、高濱浩子、塚脇淳、築山有城、中澤雅子、林延子、藤本由紀夫 他

2007年のCAP HOUSEは、CAP福袋の売り出しでスタートです。中身はもちろんアーティストの作品。5,000円と100,000円の二種類の福袋。限定2日間で売り切れご免!13日の18時からは新年会も開催。新しい年の福をお持ち帰りください。

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