2008年02月19日

2・23 藤本由紀夫、スピッツを語る!

3・1 明石くん、オタクを語る!」に引き続き、というかこっちの方は近々です。

C.A.P.のメンバーでもあるサウンドアーティストの藤本由紀夫さんは、その周辺では知る人ぞ知るスピッツファン。で、ある日ちょっとした思いつきで「208でスピッツのレクチャーやりませんか?」とお話ししたところ、あっさり実現しちゃいましたw

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208 SHOWCASE #037
「藤本由紀夫 スピッツを語る」


日 時:2月23日(土)19:00~(トークは20:00~)
参加費:1,500円(1 drink+今月のパスタ)
定 員:15名(要予約)
会 場:208南森町
ゲスト:藤本由紀夫(サウンドアーティスト)
申込み:こちらのフォームよりお願いします。

《概要》
日本のロック・シーンで最も清涼感のある声をもつ男、草野マサムネ(vo&g)を筆頭に、三輪テツヤ(g)、田村明浩(b)、崎山龍男(dr)から成るスピッツは、91年にシングル「ヒバリのこころ」でデビューを果たした。その後、95年に発表したシングル「ロビンソン」(もはやロック・スタンダード!)が大ブレイク。コアなファンのみならず、一般リスナーからの支持もがっちり獲得した……(上記「ORICON STYLE」サイトより引用。)
もはや、日本人ならさほど音楽好きでなくとも誰もが知っているロックバンド・スピッツ。そんなスピッツをこよなく愛し、自身のアトリエでは彼らの楽曲が爆音(!?)で流れ、展示会場などでもサウンドチェックにやはり彼らの楽曲を使用し… といった感じで、いつも心にスピッツを携えているサウンドアーティストの藤本由紀夫さんが、スピッツの真髄を淡々と語ってくださいます。

《ゲスト PROFILE》
藤本由紀夫 FUJIMOTO,yukio
1950年名古屋生まれ。大阪芸術大学音楽学科卒。70年代より エレクトロニクスを利用したパフォーマンス、インスタレーションを行う。80年代半ばよりサウンド・オブジェの制作を行う。音を形で表現した作品を個展やグループ展にて発表。その作品をつかったパフォーマンスを行うなど、空間を利用した独自のテクノロジーアートの世界を展開している。

予習、必須。定員になったら閉め切っちゃいますのでお早めにどうぞ。


スピッツ「さざなみCD」
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スピッツ「CYCLE HIT 1991-1997 Spitz Complete Single Collection」
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04:33 | トラックバック (0) | 固定リンク

3・1 明石くん、オタクを語る!

もはや208の名物イベントになりつつある月に1度のアニメーションレクチャーパーティー「メガネフレーム」。京橋「メガネヤ」店主の市川ヨウヘイ氏が毎回珠玉のアニメマスターピースをセレクト、意外との知らない「アニメの見方」を誰にでも分かりやすく伝授してくれています。
今回は昨年末の「ヒロスエもある意味三次元」に続く“外伝”シリーズ第二弾。 なんとあのオタク研究者・明石くんがメガネフレームを「げんしけん」片手にジャック! これは凄い企画だぞ!

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メガネフレーム外伝 vol.2
〜明石くんといっしょ! オタク、かっこ悪いw


日 時:2008年3月1日(土)
    14:00〜 げんしけんカフェ(マンガ「げんしけん」勝手に読者会)
    16:30〜 講義「オタクの歴史、さわりだけ」
         講師=明石荘作
    19:30〜 アニメ「げんしけん」を挟みながら徹底討論!
         テーマ=現代・視覚・文化→オタク?
     ※お好きな時間からご参加いただけます。

参加費:1,000円(1 drink+ポップコーン)
    ※お食事・お夜食も別途ご用意しています。
定 員:15名(要予約)
会 場:208南森町
申込み:こちらのフォームよりお願いします。

《解説》
メガネヤの同級生、現代オタク文化を生暖かく見守ってきた盟友「明石くん」が大学院を卒業。春から東京に行ってしまうので、お別れオタクパーティです。
等身大のオタク的青春を描いたマンガ「げんしけん」を肴にオタクの歴史、オタクにまつわる悲喜交々を話しながら、果ては明石くんが修論にも選んだ「オタク」とオタクの先に見える「現代の文化」についてまで、突っ込んだ話をしようと思います。
『げんしけん』ファンの方、「オタク」や「現代の文化」について興味のある方、どうぞ一度足を運んでみてください。

※マンガ『げんしけん』を読んでおいていただけるといいですが、カフェ営業で早めに208を開けていただけるのでそこにも用意しておきます。読めていない方は先に来て読んでみて下さい。

《明石くんプロフィール》
本名、明石荘作。1979年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科修士課程修了、大阪大学大学院人間科学研究科修士課程修了。専攻は教育学・芸術学。

《今月の作品:げんしけん》
木尾士目作。大学サークル「現代視覚文化研究会(通称、現視研)」につどうオタクたちのぬるく楽しい日々を描いた作品。くわしくはwikipediaを参照。

ちなみに明石くんはいろんな意味でものすごいナイスキャラ、お楽しみにw


げんしけん DVD-BOX 1
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木尾 士目「げんしけん (1)」
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03:18 | トラックバック (2) | 固定リンク

2008年02月15日

アンリ・サルヴァドール、ありがとう、ありがとう。

フランスの国民的シンガー、アンリ・サルヴァドール(Henri Salvador)が亡くなりました。

アンリ・サルヴァドールが2月13日、パリ市内の自宅で動脈瘤破裂による脳出血のため死去した。享年90歳だった。
転載元:bounce.com


Henri Salvador "Jardin d'hiver"

この曲が収録されたアルバム"Chambre avec vue" がリリースされた翌年の2001年、僕はフランスに渡り、マルセイユの小さなアパートのキッチンでいつもこれを聴いていました。今でもこのCDを聴くと、マルセイユのいろんな出来事や、匂いや、味や、手触りを、まるで昨日の事のように思い出します。

いわゆる「フレンチ・ボッサ」な流れで有名なアンリですが、一部で「フランスの植木等」と呼ばれるように、もとはといえばコメディアン出身。それも客として観にいっていた劇場で「君の笑い声はスゴい!」といきなりスカウトされてその世界に入ったというなんともユニークな芸歴の持ち主。


Henri Salvador "Minnie Petite Souris"

このころの仕事に関しては、日本でも1999年に「rigolo」というアルバムでまとまったカタチで紹介されています。で、僕はそれをたしか神戸のタワレコの試聴コーナーで聴いて、ほとんど発作的に「よし、フランスに行こう!」と決心したのでした。どうしてそうなったのかは今思い返してもよくわかりません。ただ彼の音楽の持つ「日に当たる」感じに対して直感的に自分の進みたい人生の方向みたいなものを見たようにおもいます。

彼の歌は、他のシャンソンにありがちな「人生の悲哀」を重く歌ったものはほとんど無く、甘く、美しく、それでいて明るい。「笑う」ということをとても愛している。人生はこれほどに楽しいものだ、ということを、美しいクルーナーと歯切れの良いギターで、現在もフランスの国民的エンタテイナーとして愛されています。

転載元:アンリ・サルヴァドール〜人と音楽

ついでにいうならフランスの中からあえてマルセイユを選んだひとつの理由にも、当時ほぼ引退状態にあった彼が南仏で隠居暮らしをしているということをライナーノーツで知ったことがありました。もちろん彼に会いにフランスに行ったわけじゃありませんが、もしかしたらどこかでばったりと会うこともあるのかもしれないなという期待というか予感のようなものが僕にはありました。結果的にその期待や予感は見事に外れ、僕と彼が会うことはありませんでした。それでも僕はアンリ・サルヴァドールという音楽家を、彼の音楽をとおして、まるで本当に近しい人のように想うことができます。

アンリさん。たくさんの素敵な音楽をありがとう。またいつか、僕はあなたの暮らした南仏で、あなたの音楽を聴きくことでしょう。本当にありがとう。


サルヴァドールからの手紙
アンリ・サルヴァドール フランソワーズ・アルディ
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Essentials
Henri Salvador
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Live Au Palais Des Congres 2004
Henri Salvador
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23:04 | トラックバック (2) | 固定リンク

2008年02月14日

FlickrのスライドショーをBGMつきでブログに貼付けるslideflickr

Flickrの写真をスライドショーにしてブログにアップする方法は今までにもいくつかあったんですが、実はMacユーザー的にどうしてもものたりない一点がありました。それがBGMを流せないこと。もうこれは完全にiPhotoの弊害ですね。スライドショーをみるとどうしても気の利いたBGMを流したくなる!

で、それがいつの間にか出来ちゃうサービスが登場してました。その名もslideflickr。

Slideflickr.com.png
Slideflickr.com

作り方はいたって簡単です。スライドショーに表示させたいユーザー、セット、グループなどの名前をいれ(指定しなくてもOK)、さらにタグ指定や背景色などをえらびます。BGMを流すにはMUSICというところから事前にどこかにアップしたmp3ファイルのURLを指定。さらにスライドショーのサイズを設定したり、ローディング中のメッセージの表示、スライドショー終了後のメッセージも自分で変更できたりします。最後は吐き出されたコードをブログに貼付けて完了。いやぁ、間違いなく現時点で最強でしょう。

ということで、さっそくひとつ。本日はバレンタインデーということでvalentineとchocolateで検索。BGMはGilli○n Hillsのお馴染み「Zou ○isou Bisou」。

続きを読む "FlickrのスライドショーをBGMつきでブログに貼付けるslideflickr"

19:34 | トラックバック (0) | 固定リンク

2008年02月11日

BRUTUS「すいすい理解る現代アート。」特集

via おかけんたブログ。「BRUTUS(ブルータス)」2月15日号(2月1日発売)「すいすい理解(わか)る現代アート。」を買ってみました。

BRUTUS 2008//2/15

特集の構成は大きくわけて3部。ひとつめは現代美術の素朴な質問にQ&Aで答えて行くというもの。といっても、例えばデュシャンの「泉」に対して「なぜ便器がアートなんですか?」といった感じの質問の立て方で、興味を持つためのとっかかりを提示している感じ。2つめは現在森美術館で開催されてる企画展「アートは心のためにある:UBSアートコレクションより」に焦点をあわせた特集。3つめはこの20年間の現代アートを展覧会で振り返る年表……

さすがBRUTUSクオリティ、最大公約数的によくまとまとまってます。

雑誌としてのBRUTUSは個人的には正直それほど好きじゃないんですが、やっぱりこういう“すくい方”を見せられるとさすがだなぁという気がしましす。つまり編集ってことですけど、このあたりの感覚は美術の人にとっても学ぶべき点が多いかと思います。いや、もちろん皮肉とかじゃなくてね。年表なんて俯瞰資料としてはホントよくできてると。ちなみに特集全体のコーディネーションはYumiko Sakuma、Yasuko Kato、Kaoru Yanase、Megumi Yamashita、Yumiko Urae、Chiyo Sagae、Aya Kato。

ただ、もちろんここに載ってるアートだけが全てではないということも読む人には知っておいてほしいとは思います。だいたい「アートはどこで買えますか」って質問に対して「オークション」とか「アートフェア」って答えはどう考えてもハードル高すぎでしょ。いやいや、アートなんて普通にお店(=画廊)で売ってますから……とか書くと、それはそれでって話ですがw。

ちょっと取り上げるのが遅かったのでまだ本屋さんにあるかどうかわかりませんが、興味のある人はぜひどうぞ。


BRUTUS (ブルータス) 2008年 2/15号 [雑誌]
B0012RQN6K

01:51 | トラックバック (0) | 固定リンク

2008年02月07日

パーフリのラジオ番組"Martians Go Home"には歴史的価値がある、そうだろ?

Néojaponismeというブログで、フリッパーズ・ギターが91年あたりにDJをつとめていたラジオ番組「Martians Go Home(マーシャンズ・ゴー・ホーム)」の音源を未編集で公開しています。

MARTIANS_GO_HOME.gif
Néojaponisme » Blog Archive » Martians Go Home

僕はリアルタイムでは聴き逃していたので、15年以上たってからこういうカタチで聴けてしまうのは、とても感動的ですね。それにしてもいい選曲だなぁ……。ミュージシャンがリスナーに対する良心としてラジオをやっていた古き良き時代という感じがします。(この件に関しては昨年10月に開かれた佐野元春ブロガーミーティングでも触れられた話、興味のある方はココとかココとか)

で、それはともかく、気になったのは番組じゃなくてブログの方の最後の一文。

Although there are obvious copyright issues, we feel that the value as historical material for the these “cassette-dubs of a 17-year-old, commercially-unavailable radio show” outweighs rights issues.

転載元:Néojaponisme » Blog Archive » Martians Go Home

要は「(音源を公開することに対して)著作権的な問題はあるけど、それよりも歴史的資料としての価値が大きいと考えています」みたいなこと……うん、まさにそれでいいんよね。で、権利を保有してる人から直接文句言われたら、公開をやめればいい。

ネットにおける著作をネット掲載することに関して、日々嘉綴 総合でも上記のような同じスタンス(詳しくはココ)を取ってきたわけですけれが、要は「掲載する/掲載しない」のはなしじゃなく「考えを示す/示さない」の話という気がします。

THE LOST PICTURES,ORIGINAL CLIPS&CM’S plus TESTAMENT TFG Television Service
フリッパーズ・ギター
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12:10 | トラックバック (2) | 固定リンク

2008年02月05日

パーティーのある素敵な週末

先週の週末は208のイベントもなかったので、代わりに知人の企画する2つのパーティーに行ってきました。

ひとつはこのブログでも紹介した陽気なフランス人・ステファン君がオーガナイズするヨーロピアンスタイルのワインパーティー“L'APERO”at 中崎町common-cafe。

L'APERO

L'APEROはとにかく予想以上の盛況っぷり。会場を横切ってトイレに行くのも一苦労みたいな「どこのクラブ?」状態だったんですが、それでもやっぱりフランス人のパーティーらしいパーティーになってました。何ていうか、基本的誰かと喋ってるだけ。いちおう音楽も流れてるしお酒や食べ物もあるんですけど、そんなの関係なく、ただそこにいる全員が理由とか関係なく誰かと喋ってる。

L'APERO

さすがはフランス人。集うってことの楽しさ知ってるよなぁ……って、もちろん日本人もたくさんいたんですけど、そのあたりはみなさん言うまでもなくそういうコミュニティですから実に慣れていらっしゃるw。そういえばフランスに行ったばかりの頃、友達に誘われたパーティーで「今日はなんのパーティーなの?」と聞いて不思議そうな顔をされたのを思い出しました。

で、Sさん宅でのパーティーはといえば、うってかわっておいしい料理とおいしいお酒で“おもてなし系”っつーか“おもてなされ系”。

home party

最寄りの駅に13:00集合。そこから近くのおいしいパン屋だとか知り合いのギャラリーだとかを何軒か案内してもらった後、お家におじゃましてお昼をごちそうに。ちなみにメインはタモリカレー、サツマイモの蜂蜜マスタード和えなどなどのサイドメニューも美味しくいただきました。スタイリストさんらしく、ちょっとした器が気が利いてたりさりげにナイスなBGMだったりで、その上に気の張らない会話がのっていく感じ。もちろんそうなるとお酒もすすんじゃんわけで、女子率が高いことをいいことに、持っていったワインをほとんど自分で呑んでしまいましたw。そんで日が沈んだら大富豪なんかしちゃったりw

home party


208をはじめてから最低でも月に2度はパーティー(?)をやってますが、そこでは企画する側というか迎える側なわけで、もちろんそれはそれですごく楽しいんですけど、やっぱりお客さんとして迎え入れられる側っていうのもいいものです。というか、アウェイのパーティーにいくとやっぱりそれぞれ違う楽しみ方とか時間の流れとかがあるのがおもしろいですね。そういうことも含めて、主催者とそこにあつまるお客さんの「ひととなり」がいろんな意味で出るなぁと。

まぁそんなことはともかく、ですてきな週末でした。ステファン君、Sさん、どうもありがとう。


清水 千代美「おもてなしスタイル」
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2008年02月04日

MacBook Airはマジで"エアー"

ミナミに出る用事があったので、心斎橋のAppleStoreにてMacBook Airの現物を見てきました。

MacBook Air

すでにいろんなブログで触れられていると思うので細かいことは書きませんが、確かに"Air"という名前通り、ノートPCとしての存在感を感じさせないほど薄くて軽かったです。なんというかハードではなくソフトウェアそのものを持ち歩いている感じ、つまりそれ自体が本当に“エアー状態”。だから逆説的だけどMacBook Airそのものに対しては大した感動もないと……。ん、これはちょっとヤバいぞw

MacBook Air

これは初代のiPodが出た時にの印象に似ています。つまりそれ自体テクノロジー的にどうというわけではないんだけど、これがきっかけでいろんなことが劇的に変わるんだろうなという手応えのようなものがある。

つまりここ数年でノートPCは劇的に薄く軽くなって、もっと普通に持ち歩く文房具みたいなものになるんじゃないかと。んでもってどこにいても無線でネットに繋げて、アプリもファイルも基本全部ネット上にあって……。ま、ちょっと希望的観測も入ってますがw

ここまで書いておいても、やっぱり僕はMacBook Airを買う気はありません。理由はやはり前回書いた通り。きっと3年もすれば世の中のノートの9割がAirなみの軽さと薄さになって、ついでに値段も半分くらいになってるでしょうから、そうなってから考えようと思います。


Apple Store(Japan)

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2008年02月02日

MacBook Airなんて買いませんよw

日本でも出荷がはじまったらしいMacBook Airですが、僕の周りで実際にポチっといったのは彦根のかえるさんくらい。あとは東京あたりの景気のいいアルファでブロガーなみなさまの妙な盛り上がりを、Twitter経由で眺めていると言った具合です。あれ、意外?

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実際にモノをみたらやっぱり欲しくなるのかもしれませんが、そもそもコンピュータを持ち歩くっていう発想自体がそれほど好きじゃないんですよね。っていうか、そもそもサブマシンと考えると¥229,800は高いです。そしてやっぱりどう考えても、この初期モデルは怖すぎるw

ということで、今回は静観モード。むしろすこし冷めた感じでこんなふうにスカしていようかな?


(via Gizmodo Japan)

ちなみにYouTubeの解説には「アーティストになるのに特別な道具なんていりません」とあります。そうそう、ようは使う人の問題ですよ……っていまさら遅いかw

明日、心斎橋に行く予定があるので、Apple Storeで現物見てきたいと思います。


Apple Store(Japan)

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国立5美術館が高校生と18歳未満を無料に

via こぐれ日乗、大阪の国立国際美術館を含む全国の国立美術館では4月から高校生と18歳未満の人の入場料が無料にするそうです。

独立行政法人国立美術館では,現在小・中学生の皆さんの所蔵作品展・特別展の入館を無料としていますが,青少年の皆さんに日頃から美術館に一層親しんでいただくため,平成20年度から高校生及び18歳未満の方々も所蔵作品展・特別展の入館を無料とすることとしました(共催展を除く。)。是非ご来館ください。

転載元:国立美術館「高校生等の観覧料無料化について」

いいですね。この際だから大学生や専門学校生(美術系に限らず)も無料にしてあげてほしいところです。

こういうことを書くのはあまり良くないのかもしれないけど、実状として“美術を観る”のにかかるお金は限りなくタダに近かったりします。例えば、ギャラリーは基本的に入場無料で、場合によってはお茶もついてきます。美術館の常設展は数百円、企画展とあわせて観てもせいぜい千円未満。そのくせ結構ながい時間が潰せたり、あとコレクションや展覧会制作にかかった時間やお金のことなども考えると、他のレジャーに比べて明らかにコストパフォーマンスが高い。もちろん“観るだけ”に限った話ですけど、考えようによって美術鑑賞はかなり安上がりな趣味になるわけです。

ということを考えると、お金もってない中学生や高校生こそもっと美術を観ればいいのになぁと思ったりします。例えば「学校サボった、でもお金ない、じゃあとりあえず美術館でも行くか」とか、「デート行きたいけどお金がないからギャラリー巡り」とか……。逆に美術館やギャラリーはそういう部分から美術の裾野を広げていくようなアクションをおこしていけばいいのにと思ったり……。あ、そういえば美術家の藤本由紀夫さんが美術に興味を持ったのも、学校さぼって暇つぶしに行ってた美術館がきっかけだったとか言ってたようなw

ということで、今月もお小遣いが足りない中高校生のみなさん。とりあえず国立の美術館はタダで入れるぞ!


Pen (ペン) 2008年 1/1・15号 [雑誌]
B0010A7EJO

15:31 | トラックバック (0) | 固定リンク

2008年02月01日

Flickrをフルスクリーンでスライドショーするアドオン・PicLens

深夜のTwitterでfollowerのこんな独り言。

FireFox版のPicLensがやばいぐらい面白い。3D Wallとかいう機能で意味も無くスクロールしたりズームしたりして5分ぐらい時間忘れて遊んでた。Safari版でも対応しねーかな
転載元:Twitter / Yuichiro

PicLensはFlickerやGoogle Imagesなどの画像をフルスクリーン表示してくれるブラウザプラグイン形式の画像ビューアー。検索結果をそのままスライドショーに出来たりするので、以前一度試したことがあるんですが、その時はたしかMacはSafari版だけに対応してたんじゃなかったっけ……んなことはともかく、使えるんならまずはインストール。ダウンロードはFirefoxのアドオンページから出来ます。

piclens_web.png
PicLens :: Firefox Add-ons

再起動するとブックマークツールバーの右上に水色の再生ボタン080201_piclens.pngが表示されているので、これでインストール完了。さっそくFlickrで使ってみましたが……

おぉ、これは確かに楽しいぞぉぉぉ!


※BGMの元ネタがわかったらご連絡くださいw

3D Wallは新しいバージョンからの新機能のようですが、単に視覚的に楽しいだけじゃなくビューアーの機能としてもこれはとても使い勝手がいいかも。もちろんスライドショーもできるし、これで本格的にFlickrにアップした写真をわざわざ自分のマシンにダウンロードすることなく使えそう。あ、そう言えばここで書いてませんでしたが、先日Flickrに追加された画像編集機能 "Picnik" も補正レベルならかなり使えます。

アプリケーションのオンライン化に関しては僕自身それほどピンと来てないんですけど、実際こうやっていろんなことがウェブベースで出来るようになっていくと、やっぱりどんどん変わってるんだなぁという気になります。ここまでいったらPhotoshopもIllustratorもAcrobatもOfficeもオンラインでサクサクで動くようにしてくれないかなぁ、もちろん無料で……って、そういうわけにもいきませんかw


アイティティ「やさしいFlickr写真管理術 (Webアプリここが知りたい)」
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07:17 | トラックバック (0) | 固定リンク

この記事あるいは画像は著作権を侵害しています(それが何か?)

Tumblrでこんな画像見つけました。いやぁ、ほんとこの一枚に著作権に関して今言いたいこと全部が凝縮されています。すばらしい! GJ!


元画像はたぶんココ >> Category:露骨な著作権侵害 - アンサイクロペディア

実はこのブログでも過去に何度か「この音源は著作権法違反じゃないか」とか「その写真は肖像権の侵害だろ」とか、読者の方からご丁寧に指摘されることが何度かあって、そのたびに「権利を保有している方から直接ご指摘いただければすぐに削除しますが、何か?」みたいなお返事をさせていただいてます。で、実際にその人を経由してとある権利団体(※ちなみにJASRACじゃありません)から削除の依頼があってあっさり削除したということもありました。

そりゃあ著作権を侵すこと自体が目的なわけじゃないし、そもそもそういうことをする動機のほとんどはブートレグ的な善意(?)なわけですから、直接言われりゃ削除します。ただぶっちゃけ良くわからないのは、最初に連絡してきた人。なんであなたがそんなことを言ってくるんですか?

あなたはJASRACか何かの関係者ですか?

もちろんそこに法律があったら守らなきゃいけないという話もわかります。ただ、今の著作権法なんて時代おくれの窮屈な枠組みだってのは誰でも知ってるわけです。だからそれを変えるために“選挙に行ってあなたの大切な一票を行使して…”っていうことじゃなく、個人として「無視する」「守らない」という選択肢があってもいいと思うわけです。だいたい上の方で利権だけで決められる法律なんて、そうでもしないと変わるわけないしwww。ただしそういう行為は現行法の中で考えるとやっぱ違法なので、見つかればやっぱり怒られるし罰せられる。で、それを誰がやるの? 警察? JASRAC? それともあなた? いや、とりあえずオメーじゃねーだろwww

人が法を作るのか、法の下で人は生きるのか。そんなことを考えるのに今の著作権の危うさはちょっと面白いかもしれません。


〈海賊版〉の思想‐18世紀英国の永久コピーライト闘争
山田 奨治
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04:08 | トラックバック (0) | 固定リンク

2008年01月30日

中崎町でヨーロピアンスタイルのワインパーティー "L'APERO !!!"

C.A.P. Newyear Party 2007

神戸〜大阪でヨーロピアンスタイルのパーティーを企画している友達の気のいいフランス人・ステファンが、中崎町コモンカフェで今週末にこんなパーティーをオーガナイズ。

FRENCH WINE PARTY
L'APERO !!!

http://www.bonjourkansai.com/events/index.htm

日時:2008年2月1日(金)
時間:19:30〜23:00
料金:2,000円
会場:中崎町common-cafe
   大阪市北区中崎西1-1-6 吉村ビルB1F
   Tel 06-6371-1800

ちなみに"L'APERO(ラペロ)"とはアペリティフ、つまり食前酒のこと。まぁ、FRENCH WINE PARTYっていうぐらいだから、なかなかおいしいワインが飲めるんだと思います。興味のある方は是非どうぞ。

彼が言うところヨーロピアンスタイルっていうのが具体的に何をさしてるのかちゃんと聞いたことはないんですが、たとえばフランスでよくあるホームパーティーって独特の抜けた感じがあるんですよね。なんていうかアッパーでもダウナーでもなく、ただフラットに心地いいっていう。


パリのおもてなし
エディシォン・ドゥ・パリ
4573011242

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2008年01月29日

Tumblrで費やした時間をむなしく感じてしまう貴方へ

共感してもらえるかどうか分かりませんが、最近Tumblrを使っててこういう感覚に陥ってしまうことがあります。

自分がタダの水道管のように思えてくる。

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まぁある意味Tumblrの面白さはそこにあるわけですが、どうもそれだけでは満足できない自分もいるわけでして……。

個人的な解釈として、Tumblrは情報の「編集」と「消費」が同時に行われる仕組みだと思っています。もちろんいろんなサイトをくまなく巡回して良質な画像やテキストを大量にクリッピングするユーザーとそれをただreblogするだけのユーザーの間には大きな隔たりがあります。しかし「編集」と「消費」が同時に行われるという意味では、彼らがやっていることは基本的にかわりがないわけで、むしろそこでの情報の流れがスムーズになればなるほど、画像やテキストを作った人の価値が上がっていく。そう、Tumblrには「創作」した人が(おおよそ)いない。

つまり私たちがどれだけの多くの時間を費やして何枚ものセクシィな女性の写真をreblogしたとしても、それは何ひとつ「創作」したことにはならないわけです。 もちろんわざと煽り気味で書いていることをご了承くださいw

このことに物足りなさを感じるかどうかははっきり言って人それぞれだと思うんですが、僕はやっぱそれだけだとなんとなく空しくなってきてしまうんですね。もちろん水道管になる気持ち良さっていうのを認めた上でなんですけど、「日々嘉綴 未満」を少なからず自分が運営するひとつの独立したコンテンツだとかんがえるとやっぱそれだけじゃつまんなくなっちゃう。

そこで、まぁそれほど大した解決策でもないんですが、たまにはFlickrから自分が撮影したお気に入りの写真でもクリップしてみることにしました。

まぁ、みんながこぞってreblogするような画像じゃないかもしれませんが、僕にとっては大切な名場面ですw あと、やっぱreblogした時にちょこっとコメント入れるのも悪くないような気がしてきました。


水道管ゲーム
B0002U3GLI

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「ビデオ・ランデブー:映像の現在」で考えたこと その2 〜 キュレーションとは何だ?

前回に引き続き、先日大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室で開催されていた展覧会「ビデオ・ランデブー:映像の現在」に関して自分なりのまとめ。

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ビデオ・ランデブー:映像の現在

日時:1/10 (木) - 20 (日)
   11:00 - 19:00 *入館は18:30まで/会期中無休 
場所:大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室
入場:無料

出展作家・ トーカー:谷川俊太郎/Johan Grimonprez/Charlotte Leouzon/イルコモンズ/豊嶋康子/亀井文夫/Liselotte Wajstedt/Dee Dee Halleck/エリザベス・コールと小沢健二/岩淵拓郎/中村友紀/粉川哲夫/Pascal Beausse

お問い合わせ:大阪市立近代美術館建設準備室
TEL: 06-6615-0654(土日祝を除く9:00-17:30)/FAX 06-6615-0699

今回出展した作品が自分的のどういう位置づけだったのかについては前回述べた通りですが、今回の展覧会に限って言うと、それとは少し違う視点から作品を受け取った人も多かったように思います。それはつまりこの展覧会自体が企画としてかなり強い色を持ったもので、それどころかいわゆる“美術”という文脈にすんなりとのせることすら難しい内容だったということにあります。この点に関しては、実際にご覧になれなかった方も、出展作家の名前を見ていただければなんとなく想像していただけるでしょう。

アナーキストやアクティビストの紹介を大阪市主催の事業として見るという皮肉
転載元:Twitter / Yutaka Niwa

具体的なエピソードとして、今回の出展作品のひとつである「end credits of the world (2008)」に対して、社会的な視点からの意見をいくつかいただきました。この作品は国名と国歌が全編に流れるという内容で、むしろそういう受け取られ方が当然なわけですが、しかし不思議とこれまではそういう意見を聞くことはほとんどなかった。たぶん「記号としての等価性」みたいないかにも現代美術っぽい理解をされてきたんだと思うんですが、それが今回に限ってはそうじゃなかったわけです。また、それ以外の作品に関しても、自分が意図した以上に美術的なシニカルさをもって理解されたり、けっこう予想外の反応がいくつかありました。

で、ここで立ち上がってくる当然しっておくべき2つの事実。

・いわゆる美術の展覧会では見る側にも
 見せる側にも美術的な力学が強くはたらいている。
・その力学をずらすこと展覧会はいろんな意味でおかしなものになる。

つまりキュレーションってことなんだと思います。実は僕自身、それほど積極的にグループ展に参加してきた方でもなく、そういう意味で「なんだかんだ言っても作品ありき」みたいなところがあったんですが、この場でその考え改めさせてもらいます、ごめんなさい。作品の見え方なんて展覧会の作り方次第でどうとでも変わってしまう、とか言うとまた言い過ぎかもしれませんが……。

キュレーションを意識すれば
展覧会は俄然メディアになる。

で、この件で思い出したのが「ビデオ・ランデブー」を企画した同じくNPO remoのイベント、その名も「キュレーションのハードコア 2 大阪会議」。

キュレーションのハードコア 2 大阪会議
「美術、アート、視覚表現、映像資料・・・」


開催日時: 2008年1月22日(火) 18:00-21:30
開催場所: remo/東淀川体育館1F 参加費:500円

トーカー:
□基調講演「ハラルド・ゼーマンのキュレーションにおける方法論」:徳山 由香
□「パブリックなアートの実践」Breaker Project(大阪):雨森 信
□「社会的な実験プロジェクト Shin-bi」京都精華大学(京都):田村 武
□「大阪アーツアポリアと Community-Collaborative Art」(大阪):中西 美穂
□「AHA! 人類の営みのためのアーカイブ」remo(大阪):松本 篤
□「都市の文化状況に積極的にコミット」する活動 rhythm+etc.(福岡+anywhere):遠藤 水城

ふーん、なるほどなぁ。そういう伏線もあったわけかぁ。ま、少なくともこういうおもしろいことを考える人たちがいて、実際にそういう動きがある以上、まだまだ美術も大阪も捨てたもんじゃないと思えるわけです。

美術手帖 2007年 12月号 [雑誌]
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