GROOVISIONS「GRV2283、GRV2284」

久しぶりの「日々嘉綴 特選」リニューアル。続きましては京都発オサレクリエーター集団w・グルーヴィジョンズの映像作品。

B000HT3TSYGRV2283、GRV2284
GROOVISIONS
ナウオンメディア(株) 2006-09-22

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GRV2283はHALFBYのミュージッククリップ「RODEO MACHINE」をバージョンアップしたもので、ニコニコ動画ほかでは「少し楽しくなる動画」として知られているもの。陽気なヅラのおっさんがいろんな人々を巻き込みながら街を練り歩きます。それにしてもやっぱり悔しいほどにマッピング感(つまりオサレ?)がすごいなぁ。

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「夜の蝶」ラウル・セルヴェ作品集

久しぶりに「日々嘉綴 特選」をリニューアルしたので、ちょっと商品紹介。まずはベルギーアニメーションの巨匠、ラウル・セルヴェ作品集「夜の蝶」。

B00005NS3D「夜の蝶」ラウル・セルヴェ作品集
ラウル・セルヴェ
ジェネオン エンタテインメント 2001-09-21

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ラウル・セルヴェは1928年ベルギー生まれのアニメーション作家。マグリットの仕事に画家として参加したこともある「ベルギーアニメーションの父」と賞されるアーティストです。このDVDのタイトルにもなっている「夜の蝶」という作品は、同じベルギー出身のポール・デルヴォーの世界をアニメーション化したもの。意外にも1998年制作で何とも言えない不思議な空気の漂う作品です。ちなみにこのDVDシリーズは「手塚治虫 実験アニメーション作品集」などなかなかのナイスセレクション。

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2007年06月28日

オープンソースなヨシコのナポリタン

僕が参加しているmixiコミュニティの中でおそらく最も投稿が多い「自宅でパスタ」コミュ。メンバーの考案したオリジナルパスタやそのレシピが頻繁に公開されていて、主食がパスタの自分も結構参考にさせてもらってます。

で、その中でちょっと気になったレシピを発見。タイトルは「ヨシコのナポリタン」。

060628_yoshiko.jpg

ヨシコのナポリタン

《材料》
卵1個、ケチャップ、にんにく、唐辛子
《作り方》
茹でたパスタをオリーブオイルで香りを出したにんにく・唐辛子の中に投入!!即、ケチャップと生卵を加え、箸でぐちゃぐちゃと掻き回す。卵が半熟になったら、塩・コショウで味を整えて完了。

転載元:[mixi] 自宅でパスタ | 【ナポリタン】 ヨシコのナポリタン

投稿したのはヨシコ……ではなくヨシコの息子に当たる「万博」と名乗る男性(ハンドルがまたナポリタンっぽいw)。彼曰く「これをナポリタンと呼ぶヨシコチャン、尊敬します」とのこと。

で、この素っ気ないナポリタンがコミュで大人気。すでにコメント数は1000にも届きそうな勢いです。メンバーによるアレンジも加わって、今では略して「ヨシナポ」で通るまでになっています。僕はまだ作ったことはないですが、冷蔵庫にあるもので作れそうなので、こんど試してみようと思います。

それにしても面白いのは「食」っていうのはやっぱり文化としてパブリックなんだってこと。当たり前のことですが、ヨシナポはオープンソースなんですよね。だから誰がヨシナポをつくってもかまわないし改良を加えても構わない。つまりヨシナポは公共のものっていう価値観が暗黙の了解のうちにあって、それをみんなで育ててる。もっと言えば、レシピを公開した万博氏もそのことを承知の上でソース(=レシピ)を公開している。この延長線上にキハチの料理本なんかもあるわけで、もちろんモノによっては誰でも上手く作れるわけじゃないですが、それでもやっぱり基本オープンソースなのは食が文化としてパブリックだからなんだなぁと……。

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ヴィンチェンツォ ブオナッシージ Vincenzo Buonassisi 西村 暢夫

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2007年06月27日

芸術としての料理、ドクメンタに出展するレストラン・El Bulli

ドイツで開催中の展覧会「ドクメンタ12」に、スペインにある三つ星レストランがアーティストとして出展しているそうです。

ドイツ・カッセルで5年に一度開催される現代美術展 「ドクメンタ」 にスペインのレストラン 「El Bulli (エル・ブジ)」が出展中。実験的なスペイン料理を提供し続ける El Bulli のシェフ、フェラン・アドリア氏はドクメンタに同レストランを出展するように要請されたが、キッチンを離れることが出来ないとして、代わりにドクメンタの期間中、同展の関係者から毎日2名を El Bulli に招待することにした。

転載元:アート&デザイン ニュース|OCNアート artgene.(アートジェーン)

このEl Bulliというレストラン、バルセロナ北部の片田舎にあって、1年以上先まで予約が埋まっているという人気店とのこと。もちろんその料理もかなりすごいようで、コースメニューは20皿から60皿をこえることもあるとのこと。さらに 11月から3月の半年間は営業を休み、次の年のメニュー作り、研究に費やすとか。うーん、一度でいいから行ってみたい……。

「エル・ブジは美術館だ。芸術とは何かをわたしが決め、食の境界を広げようと努力している。わたしの料理で大切なのは、料理だけではなく、わたしのレストランを訪れるという体験すべてだ」(フェラン・アドリア氏)

それにしても世界屈指の国際美術展がこういうのも含めちゃう柔軟さを持ってるっていうのは面白いなとおもいます。

el Bulli 1998-2002el Bulli 1998-2002
フェラン・アドリア ジュリ・ソレル アルベルト・アドリア

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アップルが本当に話をユーザーの聞く気があるなら、彼はMacBookを叩き割らずにすんだんじゃない?

半年で2回壊れた(詳しくはこちら)MacBookですが、どうやら3度目も近いっぽいです。起動とスリープ復帰の直後にモニターがチラつきます。あははは、もうここまできたら何度でも何度でも徹底的に修理に入れてやるつもりです。

ところで、日本のMacユーザーはアップルに対してのフィードバックが極端に少ないという話。

日本のユーザーからのフィードバックは他国のユーザーに比べて極端に少ないとのこと。アップル社内で製品を改善する優先順位は、おおむねユーザーからのフィードバックの多寡によって決定されるそうです。当然、フィードバックが多い事案は優先的に解決努力がはかられます。だから、日本のユーザーからのフィードバックが少ないと、そのバグがどんなに重要であっても、他の「声の多い」事項に埋もれてしまい、後回しにされてしまいます。従って、何か問題に気付いたら、きちんとアップルにフィードバックを返すことがとても大切。そういう声が集まれば、アップルもきっと動いてくれるはず。

転載元:shiology: 962-070619 MacOS Xの言語モード

へぇ、そうなんだぁ。じゃあ製品に関する改善だけじゃなくサポート、とりわけ故障に関する対応についてもユーザーの声を反映していただきたいものですな。場合によって修理代金が恐ろしく高くなるのはもはや常識として、中には身に覚えのないことを言われて保証対象から外されるなんてこともあるようですから。で、その結果は以下のビデオを参照。

アップルが本当に話をユーザーの聞く気があるなら、まずはこういうユーザーの声に耳を傾けるべきなんじゃないでしょうかね。

あなたが担当でよかった!―クレームが“感謝”に変わる最強の心理学あなたが担当でよかった!―クレームが“感謝”に変わる最強の心理学
中村 友妃子

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Macでパノラマ画像を作るアプリ「ダブルテイク」

ここ半年ほど訳あって耐えがたいレイアウトになっていた自宅のリビングを思い立って模様替え。あぁ、これでずいぶん過ごしやすくなりました。で、この様子を写真で残すために取りかかったのがパノラマ画像の作成……あー、また横道にw

使用したアプリは先月アクト・ツーからリリースされたばかりのMac OS X向けのパノラマ写真作成フォトレタッチソフト「ダブルテイク」。

070627_doubletake.jpg

ダブルテイクの特徴は複数枚の写真を1枚につなげる「パノラマ写真」作成機能に特化したソフトである点。複数の画像をドラッグ&ドロップするだけで自動である程度のところまで補正して、1枚の画像に繋げてくれます。もちろん手動補正にも対応していて、魚眼補正、焦点距離補正などかなり細かいところまで出来るわりにインターフェイスがシンプル。ただし自動補正の精度がかなり良いので、大抵はは使わずに終わってしまうかもしれません。

QuickTime VR形式の出力とHTML書き出しにも対応。ということで、せっかくなのでQTVRで書き出してみました。

おぉ、これは便利……と思ったら大きく「DoubleTake」の文字が。シェアウェア代金は3,200円。でもこの出来なら正規購入してもいいかもね。

ダブルテイク(DoubleTake)
http://www.act2.com/entertainment/products/doubletake/

環 境:Mac OS X v 10.4 以降
    Power PC G4 以上 および Intelプロセッサ 搭載 Mac
発売元:アクト・ツー
料 金:3,200円(ダウンロード販売)
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野永 伸一

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2007年06月25日

plug 008に寄稿しました。

大阪府立現代美術センターと大阪大学コミュニケーションデザイン・センター(CSCD)が発行している季刊フリーペーパー「plug 008」の「九つの景色」という特集に「アーティストの好きな景色」というテーマで寄稿しました。

plug 008

取り上げた風景は淀川大橋。家から大阪市内に出る際にいつもバイクで通る橋です。ちなみに寄稿している他の作家はヤノベケンジ、パラモデル、稲垣智子、Contact Gonzo、中西信洋、中谷ノボル、松井智恵、竹ち代毬也。

Yodogawa Ohhashi

plugは大阪市内各所で配布されます。見かけたら是非てにとってみてください。

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2007年06月22日

ドクメンタ12に行きたいけど行けない人のための動画

先日「ヴェネチア・ビエンナーレ2007に行きたいけど行けない人のための動画」を書いたので、やっぱりこっちも書かなきゃまずいだろうと今回は「ドクメンタ12に行きたいけど行けない人のための動画」。

ちなみにドクメンタはドイツのカッセルで5年おきに行われているヴェネチア・ビエンナーレに次いで重要な現代美術展。毎年ひとつのテーマが与えられ、それをもとに世界中から作品が集められます。12回目となる今回のテーマは「モダンへの問い、人間の生への問い、それらを繋げる美術教育」。ここ数年ヴェネツィア・ビエンナーレにおける各国のメダル争いが激化したため、美術の動向を考える場としてのドクメンタの重要性が高まったと言われています。

ということで、最初はたぶん本会場の様子とオープニング。残念ながら雨だったようです。

これはニュース番組でしょうか? タイトルは「ドクメンタの第一印象」。

こんな感じで野外の特設展示会場もあるようです。

振付家・Trisha Brown(トリシャ・ブラウン)名義のパフォーマンス。けっこう雑然としてます。

ちなみにカッセル市の日本語ホームページに行くとドクメンタを紹介する日本語のビデオが見れます。

うーん、やっぱり次は行ってみようかなぁ……って5年後だけど。そのころにはもうちょっとユーロが安くなってるといいのに。

Documenta 12 Picture Book (Varia Series)Documenta 12 Picture Book (Varia Series)
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鈴木志保「船を建てる」が復刊!

90年代に集英社「ぶ〜け」で注目を集め、いまなお一部でカルト的な人気をほこる漫画家・鈴木志保の代表作「船を建てる」がついに復刊決定! いやぁ、待った待った!

Shino Suzuki / Ship Building

「アシカたちのブローティガン・ワールド」と評されるとおりリチャード・ブローティガンの影響を強く受けたこの作品は、様々な映画や小説からの引用を繰り返しながら、主人公である二匹のアシカの住む空っぽの世界を独特の幻想的なタッチで描いていきます。僕は昔も今もそれほど漫画を読みませんが、手法にせよ空気感にせよ、これほど”文学的”という表現がしっくりくる漫画は他に知りません。

で、この鈴木志保という人。実は99年に「海洋系ちむちむDEPT.」というCD-ROM作品でパルコのアーバナート展の大賞をとってたりします。この年を最後にアーバナートは終了したわけですが、偶然にもアートの文脈の外側にいた彼女が同賞を受賞したことは、スーパーフラットな90年代の潮流の中でファインアートにとどめを刺したひとつの「事件」だったと言ってもいいかもしれません。

実はこの時、僕は月刊MacPower誌の「Anotherside Macintosh」という連載で、彼女にインタビューしたことがあります。もうあまり詳しいことは覚えていないのですが、東京にある彼女の住む小さなマンションを訪ね、1時間あまりお話をおうかがいしました。それほど大きくない本棚に「あぁ、なるほどなぁ」という感じの本がギッシリとつまっていたのがとても印象的でした。そういえば、あの時資料としてもらった「海洋系〜」のCD-ROM、編集部に貸したまま帰ってきません……もう無いんだろうなぁ(泣)

と、思ったら「船を建てる」と同時に「海洋系ちむちむDEPT.」を紙に起こしたものも同時に発行されるようです! タイトルは「ちむちむ☆パレード」、りゃあセットで買うしか無い! どちらも秋田書店より発売。amazonで取り扱い開始次第、日々嘉綴でも取り扱う予定です。

鈴木志保 「船を建てる」(上巻) 1155円

鈴木志保 「ちむちむ☆パレード」 945円

秋田書店より8/16発売予定
http://www.akitashoten.co.jp/CGI/new/new_listput.cgi?key=list
ヘブン…ヘブン…
鈴木 志保

秋田書店 2005-12-16
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END&(エンドアンド)END&(エンドアンド)
鈴木 志保

WAVE出版 2006-10-19
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アメリカの鱒釣りアメリカの鱒釣り
リチャード ブローティガン Richard Brautigan 藤本 和子

新潮社 2005-07
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2007年06月21日

ギャラリーそわかのドキュメントブックが出来ました

昨年クローズした京都のギャラリーそわかのドキュメントブックが完成。僕も制作で関わらせていただきました。

Book of Gallery SOWAKA

ギャラリーそわかは東寺東門脇という場所で、93年から06年までの13年間、主に京都で活動する若い作家に作品発表の場を提供してきました。運営の形態は「貸し」と「企画」の両方。特徴のちがう3つの展示室と地下室、さらにそれらを繋ぐスペースがあり、空間の広さやバリエーションといった点でかなり特徴的な存在でした。そしてそこで行われた数多くの展覧会もまた一般的な画廊の枠組みを超えたものが多く、現在のバラエティーにとんだ関西アートシーンの素地として重要な役割を果たしてきました。

僕自身作家という立場でそわかでお仕事をさせていただいたことはなく、また京都という街自体にもそれほど縁がなかったので、そわか周辺の動きについてはほとんど理解していなかったんですけれど、今回のドキュメントブック制作でその一端を垣間みることが出来ました。

ちなみに僕が担当したのはオーナーの平田さんと4人の歴代スタッフの対談のページ。全体のディレクションは208の山本知歩、デザインはダンサーとしても活躍している納谷衣美さんです。本としてもなかなか素敵な出来になっていますので、興味のある方は是非お買い求めください。

『Gallery SOWAKA 1993→2006』

定価 2500円(税込、送料別)
購入はinfo@sowaka.co.jpまで問い合わせください。

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「こころのたねとして」 第3回 実行委員会ミーティング

6月19日、フェスティバルゲートにて「こころのたねとして」第3回実行委員会ミーティング。ちょうど今から聞き取りに行くというSINGO西成氏と入れ違いにざまに会い、軽く握手。

先日のワークインプログレスについて。とにかくまずは出演者全員が顔を合わせて、話し合いが持てたことが何よりの収穫だったと報告。同時に、アルゴリズムうんぬんの方法論についてはうまく説明しきれず、特に一部の出演者に対しは一方的にルールを押し付けているような印象を与えてしまったことも告げる。同席した実行委員会からも、確かに少し分かりにくかったとの指摘。ただ、現時点として言うべきことは言ったので、あとは実際のモノがあがってくるのを期待して待とう。少々荒っぽい物言いだけれど、モノが見えてこれば理解は後からついてくるのかもしれない。

あと話に上がったことは、基本的にスケジューリングがタイト過ぎることについて。今回のようなプロセス重視のプロジェクトは、それなりにゆっくりと時間をかけて進めて行くべきだと意見を述べた。そういう丁寧さは最終的に展覧会や舞台のクオリティとして浮上してくるはずだし、またそうして浮上したクオリティこそがこの手のプロジェクトの強みだと思う。


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【重要】208のメールフォームよりイベント参加申し込みいただいたみなさまへ

あちゃー、やっちまったよー。

6月初旬から6月20日5時30分まで、当ウェブサイトのメールフォームがトラブルのため機能していなかったことがわかりました。この間にメールフォームをご利用いただいた皆様は申し訳ありませんが再度お申し込みいただきますようお願いいたします。

ご迷惑をおかけしてもうしわけありませんが、よろしくお願いいたします。

0725_sorry.jpg

ということで、今週末のメガネフレーム、showcaseなどお申し込みいただいた方はお手数ですけどもう一度よろしくお願いいたします!ごめんなさい!

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2007年06月20日

「こころのたねとして」 第1回 ワークインプログレス

6月16日、阿倍野区民センターにて「こころのたねとして」第1回ワークインプログレス。間違って天王寺駅で降りてしまったので、じっとりとした空気の中を急ぎ足で歩く。会場近くので主催者側でもあり出演者のひとりでもある詩人の上田さんと合流。

RIMG0028.JPG

出演者が全員そろうのは今回がはじめて、というか僕自身はほとんどの方と初対面。間違ってフェスゲに行っていたHEXの到着を待ち、20分遅れでスタート。事務局の簡単な挨拶のあと、僕の方からまだぼんやりとしか見えていないコンセプトや方法論についてひととおり説明。そのあと実際の聞き取りとその際の手順を各自で実感してもらうために、2人組になって互いのことを聞き取ってもらった。

このプロジェクトで扱うメインテーマは「記憶の伝達」。それに「アート」や「科学」や「路面電車」や、その他「大人の事情」もふくめいろんな要素がてんこもり状態になっている。それをなんとかひとまとめにするために絞り出したのが、表現のプロセスの手順化し、その手順に則って聞き取りと文章化を行うという方法。これのベースには「表現=記憶の伝達」という考え方があって、つまりこうやって出てきたものを並列に舞台にあげることで伝達される記憶のメタな有り様が見えてくるんじゃないかという思惑がある。

しかし、ある意味でいかにも「芸術」らしいこの観念的な論法を、具体的な実例無しに誰かに伝えるのは難しい。それがいかにも「芸術家」らしい相手ならなおさらだと、曲がりなりにも同じ人種としてその場にいる自分は考える。だからその点では予想通り手こずったわけだけれど、実は動き出してしまえばそれなりのコンセンサスが生まれるようにも思える。あとはそれぞれの出演者がそれぞれに何かしらのひっかかりを見つけて、それぞれの視点で面白がりながらこのプロジェクトに積極的に参加してもらう以外に道はない。

詳しいやりとりについては事務局の飯島さんが取ってくれた議事録が近々こっちにアップされる予定。

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かなもりゆうこ「ヴィオレ」in 京都

京都在住のアーティスト・かなもりゆうこさんから、京都ARTZONEでの公開制作と作品展示のご案内をいただきました。今回は、今年2月に神戸CAP HOUSEで展示されたものの中から「ヴィオレ」「テレパシー」のふたつのインスタレーションを制作されるとのこと。

ARTZONE LIVING ROOM PROJECT vol.05
かなもりゆうこ violet / telepathy


会期:6/27(水)〜7/9(月)12:30〜20:00(会期中無休)
会場:art project room ARTZONE

※パフォーマンスはら7/8(日)15:00から、上演予定

RIMG0051.JPG
かなもりさんから届いた、たぶん手作りのDM。

かなもりさんの作品は映像を核としたインスタレーションで、一見「少女性」といった部分で語られそうな柔らかい作風ですが、個人的にはかなりトリッキーなつくりだと思っていたりします。くわしくはCAP HOUSEでの展示のレビューをどうぞ。

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今週末の208はメガネフレーム&恋愛研究会。

今週末の208は恒例メガネフレームと恋愛研究会。による二夜連続イベント。

090622_megane.jpg

208 SALON
メガネヤ(京橋) presents
メガネフレーム vol.9 〜 ルパン三世


おまたせしました、今回は「ルパン三世」! 子供の頃、日曜のお昼はルパン三世の再放送を見てから遊びに行きました。ハードボイルドな1stシリーズの緑ジャケットのルパンが好きな人も多いですが、やっぱり赤ジャケットのルパンのほうが記憶に残っています。今回は2ndシリーズの赤ジャケのルパンです。浦沢義雄脚本回を中心に124話「1999年ポップコーンの旅」などおかしな話から宮崎駿演出の最終回155話までメガネフレームセレクトで取り揃えていますよ。

日 時:6月22日(金)
    開場 19:00〜 / 上映 20:00〜(終了予定27:00/途中退出・参加できます)
内 容:ルパン三世
    27話 「シンデレラの切手はどこへいった」
    99話 「荒野に散ったコンバット・マグナム」
    124話 「1999年ポップコーンの旅」
    128話 「老婆とルパンの泥棒合戦」
    131話 「二人五右ェ門斬鉄剣の謎」
    143話 「マイアミ銀行襲撃記念日」
    145話 「死の翼アルバトロス」
    155話 「さらば愛しきルパンよ」  ほか

参加費:1000円(1drink + ポップコーン つき)
定 員:10名(要予約)
申込み:こちらのフォームよりお願いします。
renaikenkyukai1.jpg

208 SHOWCASE #030
「どうでもいいことあった記念の瞬間」
恋愛研究会。オールスターズ(特殊アートユニット)


常に6割くらいの力で無駄なことに取り組んで来た恋愛研究会。もとうとう2周年。誰からも受け入れられる事なく、気付けばいつも自主興行だった2年間を、本人たちも覚えていない映像とおしゃべりで振り返ります!! 来ても来なくても後悔するひとときの決定版!!

日 時:06月23日(土)19:00~(トークは20:00~)
参加費:1,500円(1 drink+今月のパスタつき)
定 員:15名
申込み:こちらのフォームよりお願いします。

<恋愛研究会。 PROFILE>
気付けば演奏していた事など遠い過去。そもそもオリジナル曲など作る気もなかったストロングスタイルスカムバンド。やりたいことは打ち合わせと称した飲み会で完結する男たちの向かえた3年目の正直!!最近はコレ! http://www.voiceblog.jp/devilbrokenworld/

このどうでもよさをいますぐ体験したい方は、YouYubeにて体験版恋愛研究会。名作ビデオをゲット!!

このところ208について「好きなようにやってますね」みたいなことよく言われるようになりましたw。いやまぁ、たしかに好きなようにやってるんですが……。

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