「拡」から「質」

2006年01月06日 | 日々嘉綴 随筆 | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

清水寺発表によると昨年を象徴する一文字は「愛」とのこと。いまさら「愛」などと言われたところで「愛・地球博」ほどの軽薄さしか感じないけど、まぁそうまで言わせるほどに寒々しい時代だということか。

個人的な2005年をは「拡」。美術をはじめいろんな活動がそれなりに知れわたって、活動の幅がちょっとずつだけど確実に広がった。なかでも208をやってきたことの成果は大きくて、たった2年足らずで大阪ではずいぶんと動きやすくなったように思う。有り難いことに年末には208を知り合った数人から実際に仕事をいただいたりもした。いまさらだけど場を持つってことのメリットはすごく大きいと実感。

で、そういう「拡」な状況を踏まえて、今年の目指すべき一文字、「質」。広がりが見えた今だからこそ、いい作品を作って、いい文章を書いて、いい人と知り合って、いい恋をする……2006はこれで行こう。

01:06 | コメント (0) | トラックバック (0) | 固定リンク

2006年01月05日

PAPER VOICE - 東急ハンズ - ココルーム

2006年01月05日 | 日々嘉綴 随筆 | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

1月5日。15:00、起床。208にて。

心斎橋のPAPER VOICEに行って次の作品の紙を選ぶ。PAPER VOICEは製紙会社の直営ショップで、小売りなので値段は高いが、おおよそイメージ通りの紙が見つかる。感じのいい女性スタッフに相談すると、紙見本をくれた。そのあと東急ハンズに行ってハトメパンチとトメビスを買った。

帰りは新世界のココルームへ。コーヒ−2杯と日替わり定食で、大和川レコード君と5時間ほど話し込んだ。議題はコラボレーションの意義と企画会議

23:20 | コメント (0) | トラックバック (0) | 固定リンク

「日々嘉綴 総合」について

2006年01月05日 | このサイトについて | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

2006年1月より、これまでの「日々嘉綴 批評(ひびかて ひひょう)」からデザインも新たに「岩淵拓郎 〜 日々嘉綴 総合(いわぶちたくろう 〜 ひびかて そうごう)」へとタイトルを変更いたしました。今後ともよろしくおねがいいたします。

内容的には以前の批評・評論に日記や覚書的なものも含めて行きます。「総合」ですのでとりたてて何かのテーマに特化したブログというよりは、岩淵拓郎の考えている人や周辺の動きが見えてくる読み物として機能させて行きたいと考えています。

今回のリニューアルにともないMovableTypeのバージョンアップを行いましたが、同時にコメントやトラックバックの扱い方も変更していますのでご了承ください。

15:05 | コメント (0) | トラックバック (0) | 固定リンク

『From last to first 2005→2006』

2006年01月05日 | 岩淵拓郎の仕事 | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

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1月21日(土)〜2月12日(日)
CAP Photo Exhibition
「From last to first 2005→2006 〜謹賀新年 アーティストの見たもの〜」

【概要】
会場:CAP HOUSE(神戸)
開館日時:11:00〜20:00/火曜日休館
※1月21日(土)18:00より、新年会をかねたオープニングパーティーをおこないます。

【参加作家一覧(五十音順)】
あがた森魚・赤松玉女・石原友明・井上想・今井康太・岩淵拓郎・Olivier HUARD・植松奎二・植松琢磨・上村亮太・潤井一壮・榎忠・大西正一・大原千尋・大山幸子・岡田一郎・金山直樹・嘉納浩樹・河崎晃一・岸本吉弘・木村健・清原健彦・倉智久美子・栗原正己・Ritva KOVALAINEN・坂田裕俊・峪田彩・Jean Pierre JULLIAN・JOE・新村和大・菅佐智子・杉山知子・Adrian SCRIVENER・Sannni SEPPO・たかいちとしふみ・高嶋清俊・高濱浩子・武田俊彦・Tama・塚脇淳・辻村マヤ・椿昇・Kirsi TIITTANEN・Sean TAYLOR・トーチカ・トヨダヒトシ・中尾さやか・中澤雅子・鳴海健二・西風麻紀子・西山美なコ・楡木令子・Hana★Joss・林敦子・林延子・原田祐馬・東野健一・樋口よう子・Hiros・藤本由紀夫・Christian BRAZIER・増井辰一郎・マスダマキコ・松井智恵・松本泰章・宮谷一款・森きくお・森下明彦・大和川レコード・山村幸則・Magali LATIL・Laurie LJUBOJEVIC・Brian Zichi LORENTZ・渡辺信子・渡辺りーな

【解説】
C.A.P.では新春の企画として75名の作家による写真展を開催いたします。年末から年始にかけて、この展覧会の参加アーティストたちはそれぞれの日常を使い捨てカメラで撮影しました。それらはどれも一見ありきたりの風景ですが、どれも「アート」という共通の視点で切り取られた小作品です。今回はそれらを展示し、さらに一枚百円で販売します。もし気になるアーティストの「視点」を見つけたら、百円玉一枚でお持ち帰りください。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

今年はこの展覧会からスタートです。これまでC.A.P.に関わった国内外のアーティスト約80名による写真展。なかなか見応えあると思いますので、ぜひお立ち寄りください。

01:51 | コメント (0) | トラックバック (0) | 固定リンク

今年の抱負

2006年01月05日 | 日々嘉綴 随筆 | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

もうすでに正月も終わってしまったけど、今年の抱負など。

1 いい作品をつくる
2 ブログをつける
3 5キロは痩せる

ということで、手始めに(2)の準備としてブログのデザインを少しいじってみました。知り合いのブログのデザインをそっくりそのまま参考にしてます。

それにしてもCSSの便利さがいまだに良く分かんないなぁ。

01:31 | コメント (0) | トラックバック (0) | 固定リンク

2006年01月01日

こんな年越しも悪くない

2006年01月01日 | 日々嘉綴 随筆 | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

1月1日。

なんだかんだあった年も終わって、新しい年をひとり難波の味園でで迎える。 夕顔楼で年を越して、ロドリゲス兄弟で酔って、夕顔楼再び。酔い覚ましにミックスジュース飲んでます。

まぁ、こんな年越しも悪くないか。今年もよろしくお願いします。

16:49 | コメント (0) | トラックバック (0) | 固定リンク

2005年12月28日

「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」

2005年12月28日 | 映画・映像 | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

otona

物語を追っていくという作業に対しまだ未成熟な子供にとって映画がどのような「質」を保つべきかはいささか難しい問題だと思います。それは純粋な娯楽であると同時に、それを作ったり見せたりするする「大人」からのメッセージなんだと思います。

「映画版クレヨンしんちゃん」シリーズについての噂は以前から知人より耳にしていたんですが、実際に見るのは今回がはじめて。てっきりアニメーションとしての完成度を期待していたのだけれど、なにをなにを、完全によくできた「映画」でした。昭和にワープな設定もいいけど、とにかくストーリーがよくできていて、その中に生きるキャラクターたちも血がかよっているかんじ。子供に付き添ったご両親が思わず涙したというのも納得します。だからといって決して子供たちが取り越されるようなものでもなく、あくまでも「クレヨンしんちゃん」という本筋を守りながら、子供映画としての派手さもしっかり盛り込まれています。

これをリアルタイムに映画館で見た子供たちが、大人になって見直した時に、その物語の深さと作り手の高い意識に気づく。そういう意味で本作は非常に良質なんだという印象でした。

B00006K0UK映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
矢島晶子 ならはしみき 藤原啓治

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2005年12月19日

国際サンタ検定

2005年12月19日 | 日々嘉綴 随筆 | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

20051219.jpg

12月18日。毎年恒例のC.A.P. クリスマス会。今回は下田館長率いるsofasのライブに合わせ、国際サンタ検定を実施。ヤッツケでつくった問題にしてはなかなかの盛り上がり。Tomoちゃんの作るボルシチも美味でした。

01:15 | コメント (0) | トラックバック (0) | 固定リンク

2005年12月08日

「エレファント」

2005年12月08日 | 映画・映像 | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

elephant.jpg

2003  アメリカ
監督:ガス・ヴァン・サント
オススメ度:★★★


1999年に起きた米コロラド州コロンバイン高校の銃乱射事件をモチーフに、「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」のガス・ヴァン・サント監督が、事件が勃発するまでの高校生たちの一日を淡々と描いた青春ドラマ。2003年カンヌ国際映画祭でパルム・ドールと監督賞をW受賞。

「淡々と」が売りの映画だが、いささか「淡々としすぎ」であるように感じた。学生の日常生活が切り取ったように描かれていくのだが、はっきりいって前半はほとんどといって何も起きない。時間軸がちょっとずつずれていくような「メメント」的構成が今イチ効果的でないのも、原因はその「淡々さ」にあると感じる。構成を複雑にするのであれば、せめてそれぞれの伏線の接点はもっと映画的に描いてほしかった。ただこうした指摘を十分に理解した上でのこういう作品なのだということも十分に理解でので、つまるところ「そういう作品」であるということだろう。

個人的には、完全に見るタイミングを誤ったのが悔やまれる。かといってもう一度見たいかと言うと正直そうでもない。

12:25 | コメント (0) | トラックバック (0) | 固定リンク

2005年12月06日

「笑の大学」

2005年12月06日 | 映画・映像 | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

051206_warai.jpg

2004  日本
原作・脚本:三谷幸喜
監督:星護
出演:役所広司、稲垣吾郎
オススメ度:★★★★★


これぞ和製シチュエーションコメディー。大爆笑!といった感じの作品では決してないが、落語のような「クスッ」「ニヤッ」感が全体を包み、とても良質で心地よい。主演をつとめる2人はその実力とキャリアが正反対、コントラストが実に面白い。とりわけ役所広司の演技は文句のつけようがないほど完璧で、笑いに目覚めていく検閲官を見事に演じきっている。

12:45 | コメント (0) | トラックバック (0) | 固定リンク

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