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208 SHOWCASE #022 櫻田和也(remo [NPO法人記録と表現とメディアのための組織])
毎回さまざまなジャンルで活躍するクリエイターをお招きして、その活動についてお話をおうかがいする208 SHOWCASE。今回はアートや社会運動に造詣の深い櫻田和也さんをお招きして、アートと労働、そして不安定な生活の構造と正体について、皆さんとともに考えてみたいと思います。
「アートも労働?!~不安定な生活の正体と構造」
櫻田和也(remo [NPO法人記録と表現とメディアのための組織])
日 時:9月23日(土)19:00〜(トークは20:00〜)
参加費:1,000円(1 drink+今月のパスタつき)
定 員:15名
申込み:こちらのフォームよりお願いします
<概要>
芸術活動を「労働形態のひとつ」と仮定するならば…実際そうなんですけど、芸術家には他の仕事で働く人々と同等の権利があるのでしょうか。安心して生きてゆける職種でしょうか?
アヴィニヨンからカンヌまで様々なフェスティバルを中止に追いこんだ、衝撃の「芸術家たちのストライキ」(2003年仏)を手がかりに、「労働としての芸術」について、そして誰もが生活のために避けては通れない「この社会で働くということ」について考えます。
みんなの日常に影を落とす不安や不安定さの正体と構造が見えてくれば、この社会をタフにそして軽やかにわたっていける。ような気がします。
<櫻田和也 PROFILE>
remo [NPO法人記録と表現とメディアのための組織] http://www.remo.or.jp/
remo技術係:ハンダ付けから調査研究まで。各種サーバ管理人。
remo の企画として2004年より世界各地のメディア実践家を招き、「もうひとつのメディア」のための集い(Alternative MediaGathering)を運営。
大阪市立大学大学院創造都市研究科博士後期過程。専門は都市政策、労働社会学。
その他、はみだし研究プロジェクト多数(不安定労働、文化計画、大学評価など)。
論文:「プレカリアート共謀ノート」 『インパクション』151号(2006.4:インパクト出版会)
「労働としての芸術」(2007:予定)
鼎談:「場所を生み出す」 『インパクション』153号(2006.8:インパクト出版会)
このイベントは終了しました。ご来場いただいたみなさん、どうもありがとうございました。
芸術を「労働」という側面から捉える今回のshowcase。テーマが身近なこともあってか、事前予約の段階で満員御礼!
各々の置かれた状況や立場によって労働に対する考え方の違いが浮き彫りになる、とても興味深いイベントになりました。
参加者の激しい意見のぶつかり合いを経て、このテーマは208の新イベント「サロン・ド・ロードー」に引き継がれることに。
第1回の日程が決まりしだい、ここでお知らせします。また遊びにきてくださいね。
当日の写真はこちらをご覧ください。
http://www.flickr.com/photos/mediapicnic/sets/72157594300243073/
投稿者 (2006年09月15日) | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック (0)
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コメント
ご来場のみなさまありがとうございました。
おかげさまで、参加者18名(スタッフを含む)と大盛況でした。
うち5名が学術関係者、4名が芸術関係者(ひろい意味では11名)。
アルバイトや仕事のかけもち経験を有する方は17名(正社員は1人だけ)。
確定申告の経験者は10名。失業経験者は9名(自発的離職を含むと15名)。
解雇された経験のある人が7名。ハローワークに行ったことのある方が9名。
うち、失業手当などのためではなく、求職目的で行ったことのある方は5名。
失業手当等の給付を受けた経験のある方は6名。実家住まいの方が7名。
今現在雇用保険ナシが16名(あるのは正社員とアルバイト1名のみ)!
…という悲惨な(笑)集会でした。
いやーみなさん立派にプレカリティ。
サロン・ド・労働(仮)つづけましょうね。
*なお、showcase #23 ではなくやはり #22 が正解でした。
投稿者 さくだだ : 2006年09月24日 11:57