岩淵拓郎(編集者)
1973年、兵庫県宝塚市生まれ / 在住。
阪神・淡路大震災を機に誕生した市民メディア『月刊神戸から』(後に『1.17市民通信』)編集部を経て、1998年に編集者として独立。雑誌『ワイアード 日本語版』(同朋舎出版)、『月刊マックパワー』『月刊アスキー』(アスキー)など、主にコンピュータ系雑誌でアートやカルチャーに関するコラム記事を執筆。また企業や団体のウェブサイト、メールマガジンのディレクション等を手がける。
一方、1998年に神戸を拠点に活動するアートアソシエーション・芸術と計画会議(C.A.P.)に参加したことをきっかけに、2002年より美術家として活動。編集者としての経験を生かし、「言葉の意味とニュアンスのずれ」をテーマに文字を用いた作品を発表。国内外の展覧会やアートプロジェクトに参加。2010年廃業。
以降、文化芸術関連の書籍・冊子などの編集、地域の文化イベントやプロジェクトの企画・制作、ものづくり企業のブランディングなどを多数手がける。また、2014年に一般社団法人タチョナからの委嘱を受けて考案した表現のための連続ワークショップ「なんだこれ?!サークル」を国内外で展開中。
著書に『なんだこれ?!のつくりかた』(2022, タチョナ)。主な編著に『内子座〜地域が支える町の劇場の100年』(2016, 学芸出版社/愛媛出版文化賞)。
2001〜2014年、京都造形芸術大学講師。2012〜14年、宝塚映画祭総合ディレクター。一般批評学会所属。趣味は料理ともちよりパーティー。
主な書籍 / 冊子の編集
『こころのたねとして ―記憶と社会をつなぐアートプロジェクト』(2008, ココルーム)
『浪切ホール 2002-2010 ―いま、ここ、から考える地域のこと 文化のこと』(2012, 水曜社)
『内子座 ―地域が支える町の劇場の100年』(2016, 学芸出版社)
『スクリーンプリントプレス メッシュ』(2017〜, 神戸アートビレッジセンター)
『音楽の根っこ オーケストラと考えたワークショップハンドブック』(2020, 日本センチュリー交響楽団)
『なんだこれ?!のつくりかた』(2022, タチョナ)