書籍の編集
金沢21世紀美術館
美術館が考える、表現の入口としての工作本
金沢21世紀美術館キッズスタジオで開館以来続けられてきた子ども向けワークショップ・プログラムから40を厳選・再編集し、子どもと大人がいっしょに楽しめる工作と造形遊びのアイデアブックとしてまとめました。テーマは「いっしょに作って、いっしょに育つ」。帯にはアーティストの日比野克彦さんがコメントを寄せてくださっています。
この本は、完成形を目指して作る、いわゆる「工作本」ではありません。紹介しているのはあくまでアイデアで、むしろそこから変わっていくこと、ズレていくこと、通り過ぎていくことを目指しています。そしてその先に、タイトルどおり「そうさく(=アート)」の種を見つける。そんな一冊になっています。
当初は、美術館の予算で制作して関係者に配る本になる予定でした。ただ、話を進めるうちに「これは面白い」という手応えがあり、出版社から刊行することに。結果、発行部数は当初の10倍ほどになり、全国の書店を通じて、美術館に足を運ばない人にも届けられるようになりました。
デザインは『なんだこれ?!のつくりかた』でもご一緒したニコール・シュミットさん、イラストは横山次郎さん、写真は金沢在住の図工家・のりしろ太郎さんにお願いしました。写真は美術館だけでなく、金沢市内のあちこちで撮影しています。声をかけてくださったのは同館チーフエデュケーターの木村健さん。かつて神戸のC.A.P.(芸術と計画会議)でともに活動したご縁で、9ヶ月以上にわたり、最後まで粘り強く制作に向き合っていただきました。
ちなみに判型は『なんだこれ?!のつくりかた』と、たんぽぽの家『オープンアトリエのつくりかた』と一緒です。並べて本棚にどうぞ。あと、タイトルの下敷きになっているのは、旧友のアサダワタルくんの著書「表現のたね」と、大阪のココルームで関わったプロジェクト「こころのたねとして」。最後の最後まで悩みましたが、ここからクリエイションが育っていくという意味をこめた「たね」が、最終的に制作チームの満場一致で採用になりました。
そうさくのたね 〜子どもと大人の〈工作×アート〉アイデアブック
- 発行日
- 2024年11月
- 仕様
- B5変形・192ページ
- 編著
- 金沢21世紀美術館
- 発行
- 株式会社グラフィック社
- 編集
- 岩淵拓郎(メディアピクニック)、室賀清徳(グラフィック社)
- デザイン
- ニコール・シュミット
- 写真
- のりしろ太郎
- イラスト
- 横山次郎
- 参考リンク
- グラフィック社 | そうさくのたね 〜子どもと大人の〈工作×アート〉アイデアブック




