
2025年3月〜2026年8月
ラプロジェクトの企画、ディレクションほか
神戸市文化ホール
ラプロジェクトの企画、ディレクションほか
神戸市文化ホール
ラジオによる公共ホール記念アーカイブの試み
神戸文化ホール開館50周年記念事業として、会話型の音声コンテンツ「ともしびラジオ ~50人の市民が語る、神戸文化ホールのこと~」を企画、全体のディレクション、聞き手、音声編集ほかを担当しました。当初は周年記念誌としての相談でしたが、予算的に折り合いがつかず、代案として音声コンテンツ制作を軸としたリサーチとアーカイブのプロジェクトとして提案しました。
ポイントはホールを運営する財団スタッフ自身が聞き手となって市民の声を聞くことにあります。一般のお客さんをはじめ、発表会等で舞台に立つ人、同ホールに特別な想い出がある人、他領域で活動する神戸在住のアーティストなど、さまざまな人とホールが繋がり直し、その関係を見つめ直す機会になればという意図がありました。この背景には、同ホールが2028年に現在の大倉山から三宮へと移転することがあります。ハードや場所が変わっても「文化ホール」であり続けるとはどういうことか。結果、作業は年度内に収まりませんでしたが、無事50人の方にお話を伺うことができ、単なる記業を超えた意味のあるプロジェクトになったのではないかと思います。
ラジオのプロジェクトには、これまでもいくつか手掛けてきましたが、その理由のひとつがアーカイブという側面からのラジオへの関心です。今回は収録した音声資料をボックスセットにまとめ、神戸市立中央図書館に寄贈する道筋がつけられたことは、大きな成果でした。
なお、このプロジェクトに取り組んでいた2025年から2026年にかけては、AIが大きく発展し、音声の聞き取りや文字起こしの精度も急激に上がった時期でした。音声によるインタビューや記録の可能性が、まさに実施期間中に広がり、変わっていったことも、面白いタイミングだったと感じています。
ともしびラジオ ~50人の市民が語る、神戸文化ホールのこと~
- 実施期間
- 2025年3月〜2026年8月
- スタッフ
- 野澤美希、安福優佳、田守由佳里(神戸文化ホール)
- ディレクション
- 岩淵拓郎(メディアピクニック)
- ロゴデザイン
- 越智友起子(Uppocole)
- 技術協力
- 加古昇久(Cosmi-tec)
- 主催
- 公益財団法人神戸市民文化振興財団
- 関連リンク
- ともしびラジオ | 神戸文化ホール
ともしびラジオ(YouTube)
