誰かの旅を / 旅する記憶

2015年1月
業務内容:参加型展覧会の企画
クライアント:川西NOMA

旅の記憶をリミックスする参加型展覧会

あなたの旅の記憶は あなただけのもの
でもその断片は わたしの旅の一部になるかしら―(フライヤーより)

川西市のギャラリーNOMAにて行われた「旅と記憶」をテーマとした参加型展覧会。公募によって集められた約1200枚の旅の写真の中から来場者が10枚を選び、想像上の旅のアルバムにして持ち帰る。また会期に合わせて旅をテーマにしたイベントも開催。

NOMAを運営する映像作家の能勢信之さんから旅をテーマにした企画を依頼されて最初に考えたことは、旅という行為の共有性についてでした。すべての度は固有のものであるにもかかわらず、私たちは誰かの度と自分の旅を重ね合わせます。もしくは土産や旅先からの手紙というかたちで、自分の旅を他者と共有しようと試みます。そこでタイトル通り、誰かの旅の記憶をリミックスすることでそれぞれの擬似的な旅の体験にすることはできないかということを試みました。

その目的は、NOMAに集うさまざまなアーティストやクリエイター、もしくは彼らの活動を愛する人たちが、互いの旅を通じてコミュニケーションが展開されることを期待しました。

誰かの旅を / 旅する記憶
会期
2015年1月9日(金)〜1月12日(火)
会場
ギャラリー&フリースペースNOMA
企画
メディアピクニック
主催
ギャラリー&フリースペースNOMA