なんだこれ？！のつくりかた

ワークショップから生まれた新しいアートの手引

“なんだこれ？！サークルへようこそ！　このサークルは、思わず「なんだこれ？！」と言ってしまいそうなことが大好きな人たちの集まりです。なんだこれ？！なことを見つけたら、実際それをやってみたりかたちにしたりします。そしてそれを誰かに見せて「なんだこれ？！」と言わせたり、そのなんだこれ？！がいったい何なのかを考えたりします。”（同書より）

2014年から国内外で展開してきた子どものための連続表現ワークショップ「なんだこれ？！サークル」の視点とエッセンスをまとめたビジュアルブックです。実際にワークショップの導入として使用してきたオリジナルの冊子を、文章はほぼそのまま、時代を切り開いたサークルの“パイセン”の作品図版を多数追加して、再編集しました。このあたりの世界観というか設定については、本を読んでいただければ伝わると思いますので、ぜひご一読を。ちなみにテーマは「表現と鑑賞を地続きにする」です。

なんだこれ？！サークル名義となっていますが、事実上のはじめての自著となります。もちろん編集も担当しました。これまでそれなりの数の本や編集させてもらって、それでも自著の編集は大変だろうと予想はしていましたが、実際そのとおりになりました。仕事としての編集において一番重要なのは他者性なのかもしれません。しかし、それでも自分が企画した本を自分で編集するという経験はとても楽しく、結果的にとても自分らしい1冊になりました。