作品の概要

作品「意味と彼女」は、物事が文章化される際に起る変化を通して書き手の思考や心理パターンを提示します。作品自体は映像・音声・文章という個々に独立した三つの要素によって構成され、受け手がそれらを自ら比較しながら鑑賞することで書き手(作家)の無意識が顕在化されるつくりになっています。
会場内に設置されたビデオシステムは、インタビューの音声とともに、それが文章化されるプロセスを映像で写し出します。プロセス映像は実際の編集後音声に合わせ擬似的に収録されたもので、「テープ起こし(音声をテキスト化)」「編集1(内容の抜粋と再構成)」「編集2(細部表現の調整)」の三部で構成されています。鑑賞者はビデオデッキを自由に操作することができ、それらを行き来することでより、より詳細な比較が可能です。

0:トップページ
1:展覧会にあたり
2:作品の概要
3:原稿完成稿
4:作家紹介
5:インタビュー音声
6:記録写真(ギャラリートーク)

------------------
企画:メディアピクニック